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8:30~12:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
14:00~19:00 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | △ | × |
△:8:30~12:00、14:00~17:00
定休日:日曜・祝日
当院ではイップス・ジストニア・フォーカルジストニアの方々の治療も行っています。
おそらく10年以上前からイップスの治療を行っていますが初めは野球選手が多かったのですが、だんだん色々なスポーツ選手のイップス症状の方が来院されました。
そして楽器のイップスと言われるフォーカルジストニアの方も来院されています。
寛解率については詳しく経過を追っていないのではっきりとわかりませんが、8割以上の方は寛解されています。
施術方法は当初はメンタル面を中心に行っていましたが2022年現在は脳の機能を考慮しながら身体の使い方・イメージの仕方・身体の緊張を緩める方法などを中心に行っています。
イップスの治療は本当に1人1人違っていてカウンセリングをしっかりと行い90分から120分近くかかりますので来院される場合は時間に余裕をもって御来院下さい。
イップスの施術症例をご紹介いたします。
過去のブログから引用してますので文字がずれたり大きさが違っていたりしていますが文章量が多いのでご了承下さい。
こんばんは。広島市南区の鍼灸 整体 佐々木整骨鍼灸院です。今日も症例を。ここ最近イップスの治療の方が続いてます。先月から4人来院し、2件イップスの問い合わせがあり、一件は島根県から、もう一件はダーツのイップス。他の4人の方は野球の送球イップスでした。
イップス(Yips)は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、現在では他のスポーツでも使われるようになっている。(ウィキペディアより引用)
今まで多くのイップス選手を診てきましたが、野球選手だと、症状的には ボールが上手く投げられない。投げる時に手首が固まった感じになる。リリースポイントがわからない。どうやって投げて良いかわからなくなった。キャッチボールはできるが、試合などで暴投してしまう。キャッチボールもできない。遊びならキャッチボールが出来るが、クラブや試合、練習では投げられない等々
テニスではボレーが出来ない。サーブが打てない。バレーのトスが上げられない。卓球でスマッシュが打てない。等々の症状を訴えて来院されましたが、結局は、自分の思うようにコントロール出来ない状態で無意識に力が入ったり、力が抜けたりして、上手くプレーができない状態だと思います。
今回来院された4人の野球選手の事で書くと、1人は雨の日にボールを投げて、滑って、室内練習場の上のバーに当たり、今度は意識して下に投げたらバウンドした球を投げて、ボールが水溜まりに入ってしまって、上にも下にも意識がいってしまい、どうやって投げて良いかわからなくなった選手。
もう1人は、広島では強豪校で、外野からのカットプレーで大暴投を投げてしまい、それからキャッチボールで相手の胸に投げるということを意識しすぎて、色々なアドバイスを受けているうちにスムーズに流れられなくなった選手。
肩を痛めて1ヶ月以上投げなかった後に、ボールを投げると、暴投ばかりで、どうやって投げたら良いのかわからなくなった選手
最後の1人は外野からのカットプレーで暴投を投げ、監督に激怒されて以来、投げられなくなった選手。
高校生3人と大学生1人で、なり始めは1人は中学生の時で残りの3人は高校になってからでした。
イップスの原因として色々な事が言われますが、簡単にいうと、 【無意識の緊張】です。
脳でいうと、運動に関係する脳 前頭葉 小脳 と 記憶等の関係する大脳辺縁系 運動の細かいコントロールを司る大脳基底核などが関係しているといわれています。
イップスの原因も様々で、治療法もインターネットで検索すると色々と出てくるのですが、当院に来院された方に聞くと、先ずはコーチや監督 または昔お世話になった先生やクラブチームの監督 野球教室の指導者達にフォームの問題を指摘され、修正するのですが、その時は上手く投げられたとしても、実際の練習や試合では、全く駄目で、また色々と頭で考えて、修正を試みて最終的にどうやって投げたら良いのか?わからなくなるパターンが多く、イップスの治療で、フォームの修正(特に上半身の問題点を指摘された場合)ではほとんど治りません!フォームの修正だけでイップスが治った場合は、まだ軽症だと思っています。(重症の場合でも治った方がいらっしゃるとは思いますが、その場合は 多分 そのフォーム修正の理論・理屈がその方の腑に落ちた!状態だったのでは無いかと思います。)
大事な事は、【頭で考えて投げるのでは無く、身体に任せること!】【ボール(道具)の重さを感じ続けること】
本来野球でいえば、投げる事に関して意識せずに無意識に投げています!(何かのクセを治す為に、意識する部分はあるかもしれませんが・・・)頭で考えて、意識して投げれば投げるほど、泥沼にはまります。そして無意識に緊張するので、意識的にコントロールしようと思っても、なかなか力を抜くことができません!
そこで、先ずは徹底的に力を抜く練習を指導します。気功のトレーニングの方法を本物の鞭を使って、鞭のしなやかさと下半身からの動きが伝わり、腕は振られることを身体に覚え込ませます!(多分 本物の鞭を使ってイップスのトレーニングをするところは 日本では僕1人だと思います。(笑)プロフィールにも書きましたが、ロシア武術のシステマを習っており、この鞭はシステマの鞭でロシア製です!
システマの4大原則 リラックス・姿勢・呼吸・動き続けることはどんな場面でも役立つ原理原則です!
力を抜く事ができると、ボール(道具)の重さを感じられるようになります。投げる動作は野球をやり始めた時や、何かのクセを治す為以外は、本来無意識に投げています! つまり身体は自然な投げ方を覚えているのです!ですから第二段階として、身体に任せて投げる事ができるようになるために、イメージトレーニング(メンタルトレーニング)を詳しく指導します。
あとイップスになった原因にもアプローチし、その時の記憶をイメージだけでなく身体で書き換えます。(このやり方はNLPの手法を身体を使って行います。)
最後に、失った自信や嫌な気持ち・楽しくない気持ちを、自信に溢れ、楽しく野球やその他のスポーツを楽しんでいた状態に持って行くためにイメージトレーニング(メンタルトレーニング)を行います。
簡単に当院でのイップス治療をいうと
○ 身体の緊張を取るためのトレーニング
○ 自信や楽しさを思い出すためのイメージトレーニング(メンタルトレーニング)
○ イップスが起こった原因についてその部分をある種のトラウマ的な感じで捉え、その部分の身体と感情面の書き換え (その為にはじめに詳しくカウンセリングを行います。)
この3つを柱としてイップス治療を行っています。
もう少し時間が取れれば、筋弛緩法や自律訓練法 リラックス方法 目のトレーニングそして身体の緊張を取るために身体自体の施術なども行いたいのですが、上記の3つを指導するだけでも90分から120分かかります。あとは自宅で練習あるのみで、アフターフォローとしてメールで無料カウンセリングを行っています。
殆どの方は1回だけ来院され、あとは自宅でトレーニングするだけですが、本当にしっかりと治したい方は、最低2~3回は来院して欲しいのですが、遠方からの来院だったり、練習時間等で来院する時間が取れないのと、当院でのイップス治療を行える時間が限られているため(水曜日と土曜日の夕方のみイップス治療可で週2人だけしか見られない。)
こんな感じでイップス治療を行っています。
イップスの他の症例については アメブロの方をご覧下さい。(ホントはもっと来院されているのですが、時間が無くて書けていませんでした。。。m(_ _)m)
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先月はまたまたイップスの治療の子が3人続きました。だいたい4月前後と7・8月に多いのですが3年生が引退して、新チームになってか、高校や中学に入学し、環境が変わってイップス症状が出る事は多々あります。というより、前々からイップス症状があったのですが、これはヤバイ!と感じて来院する時期がその時期が多いと言った方が良いかも知れません。
あとはずっと悩み続けて、突然思い立って!という子もいます。
今回の3人はいずれも野球でしたが、6月にはゴルフのイップスの子 今月はバレーのイップスの子が来院予定です。
ダーツの方の問い合わせもありましたが、問い合わせだけで来院はされませんでした。ダーツのイップスはまだ診た事がないので一度診てみたかったのですが・・・
今まで卓球やバレー テニスなど色々な種目の方がイップッス症状で来院されましたが、当院での基本的な治療方法は以前載せたので、来院をどうしようか?考えている方にヒントになる本を紹介して、先ずその本を読んでみて、ダメだったら来院する。というのも一つの方法です。
現在、上記の3人は1人は腰痛も持病である為、来院中ですがイップスはほぼ治ったようです。残りの2人もメールのやり取りで、ほぼ気にならなくなったと報告をもらっています。
そしてオススメの本ですが、
全てのイップスの方にオススメするのが、こちらの本です。
以前テニスのイップスの方を治療した時、その方が 「先生の言われることと インナーゲームに書いてある事がほとんど同じだったので、ビックリした!」と言われ、実際に読んでみると確かに!同じ部分が多い。しかし これだけではなかなか難しい。
そしてもう一冊がこちら。
あとしっかりとイップスについて学びたい方は
野球のみなら
メンタルによる運動障害「イップス」かもしれないと思ったら、まず読む本
ゴルフのみなら
ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく 50のドリル(ゴマブックス)
他にも沢山ヒントになる本があるのですが、ここ最近 僕自身が読んだ中で印象に残っているモノを書きました。
本当はNLP関連の本とかイメージトレーニング・メンタルトレーニング 今流行のマインドフルネスの本も良いのですが切りが無いので・・・
先ずは来院をためらっている方は先に上記の本を読んでみて下さい。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
今まで県外からの来院はほとんどが中国地方からの来院で、東京や大阪からの来院も実家が広島という方ばかりでしたが、先日 実家は岐阜県 本人さんは現在石川県で、全く広島とは縁がない方がわざわざ当院へ来院されました。 感謝しかありませんが、近くにイップス治療をしてくれる所があれば良いのにな~と思ってしまいます。
イップスの治療が出来る治療院ってネットで調べても東京や大阪 福岡(ほとんど東京しか無いのですが。。。)しか出てこず、広島では皆無なのですが必ず近くの場所でイップスの治療をやっている所があると思いますから、わざわざ広島まで来なくても大丈夫ですよ!
先ずは前回書いたイップスの方が読んで欲しい本を読んで実践してみて下さい!
イップスと言えば野球!みたいな感じがありますが、元々はゴルフからイップスという言葉が出来ました。
最近はマンガの「MAJOR」で茂野吾郎がイップスになりそれから、イップスという言葉がメジャーになりましたが(笑)このおかげで、催眠療法等の一般的な怪しい治療もメジャーになりました。(笑)
ただ野球・ゴルフ以外のイップス テニスや卓球 バレー ダーツ その他様々なスポーツ等でも イップス症状はあると思います。が、それこそメジャーでは無いので認識されていないのかも知れません。 そして音楽関連の職業性ジストニア こちらもいわゆるイップス症状!
一度だけフルート奏者の方が来院されましたが、イップスという概念 ジストニアという概念が無かったので、ただ【演奏中に指が上手く使えない!】という事で来院されましたが、無事数回で寛解しました。(こちらの方は徹底的にメンタルよりもフィジカル面でのアプローチを行ないました。)
話がそれました。。。
今回は大学一年生でバレーのトスが上手く出来ず、緊張場面で指に変な力が入り、全く上手くトスが上がらない。との事で来院。
来院前にメールで何度かやり取りし、大まかな状態は把握していましたが、改めて確認。
原因は高一の時に先輩に上げたトスが上手くあげる事が出来ず、それから同級生との子とも口論になったりで、それ以降が上手くトスが上げられなくなったそうですが、上にも書いたように イップスという事を知らなかったので、色々と基礎的な技術面ばかりを意識して練習しても、意識すれば意識するほど、酷くなっていったようですが、苦しみながらも高校3年間頑張ったそうです。
大学に入っても、また意識するとトスが上手くいかず、試合で失敗したらま酷くなり、色々と調べた結果、これはイップス症状なのだと知ったそうですが、それでも基本が出来ていないからでは無いか?と基礎連をやり続け益々酷くなったので、来院を決意したようです。
直接的な原因は そういった事でしたが、もっと色々と聞くと 小学校時代に食事が食べられなくなったり、中学でも同じようになったそうです。それらは自然と治ったそうですが、もともと何かに囚われると、身体が緊張するようで、食事を食べられなくなった時は、「食べなければいけない!」と思うと喉につかえて、食事が喉を通らなくなったそうです。
以前来院されたテニスのイップス症状で来院された方も、小さい頃の問題があり、テニス以外でもイップス症状が出ていました。
イップス症状も拒食症的な症状も 全て同じ原理で起きている事をしっかりと説明し理解してもらい。先ずは身体の緊張を緩める練習。
今回は指の緊張が出ていたので、治療師のための手作り(マル秘(笑))のトレーニング法やいつもの鞭 その他色々と緊張を緩めるやり方をマスターしてもらうように指導。あと今回はヒモトレも活用。
それから今度はイメージトレーニング。
今までバレーをやっていて最高に楽しかった!メッチャ上手に出来た!自信に溢れていた時!などを思い出してもらい それを具体的にイメージする時のコツを伝え、それをアンカリング。
それから最悪だった時の状態もしっかりとイメージしてもらい、イップス症状が本当に出るくらい、ありありとイメージしてもらう練習。
そして最悪だった時のイメージをして、そこへアンカーした状態を再現してもらい リベンジ! チャンと出来るようになったら、一応OK。
あとは日々の実践とこれからの練習方法を伝え終了。
大まかに書くとこんな感じでイップス症状の治療を行っていますが、当然来院される方みんな違うヒストリーがあるので、その時々でアレンジし、違うやり方を行う場合もあります。
今回は特に遠方からの来院だったので、筋弛緩法の実際のやり方とシステマ式テンションを抜くやり方も伝え、終了。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先週末に 陸上競技(長距離)選手のイップスの学生さん(高校一年生)を診たのですが、今まで多くの種類のイップスを診てきましたが、陸上競技そして長距離選手のイップスは初めてだったので、そんな症状が出ているのか?少し楽しみ(失礼。。。)にしていました。
メールでの問い合わせで、「長距離選手のイップスの治療は出来ますか?」との問い合わせだったので。
問診では本当に詳しく聞いていきます。
陸上競技を始めた年齢。なぜ始めたのか?走ることの何が楽しいのか?(僕は野球部だったので走る練習はキツくて嫌いだったので(笑))今までの練習でのケガや故障。一番良い成績だった試合。一番気持ち良く走れた試合や練習。その他食生活や睡眠状況など・・・
それから調子が悪くなり始めた時期と どんな症状が出るのか?何か切っ掛けがあったのか?そして今の状態と一番調子が悪かった時期を聞いていきます。
そうやって聞いていくと、調子が悪くなったのが、今年の6月頃で最悪だったのが8月 今は少しマシとの事。
どんな症状が出るのか?を聞くと、「腰から下が重くて直ぐ疲れる、走れない感じ、身体が動かない。」との事。血液検査では貧血は無し。
これはイップス?
今回のケースは どうやらイップスでは無く、肉体的・精神的ストレスにより疲労がピークに達して、身体が上手く動かなかったのを、「もっと練習しなければ!」と練習量を増やしたために、抜け出せなくなった状態?ではないかと考察。
高校1年のスポーツ選手に多いのですが、高校に入り、環境が変わって中学校時代との練習量の増加(たまに中学の方が厳しかったという場合もありますが・・・)勉強量、同期のクラブ仲間との比較(自分が才能がないこと・下手くそな事を実感 等々)色々な変化に身体と心が適応するまでに時間がかかり、痛みや身体の不調を訴えることがしばしば見られます。以前 短距離走の選手で高校に入り急にタイムが落ち、何処か不調があるのでは?との事で来院した女子がいましたが、このこの場合は 進学校に入学したため、勉強量が半端なく睡眠時間が減ったことなどで、脳疲労を起こしているようでした。
今回のケースでは、地元では有名な強豪校に入り寮生活。そして周りは速い子ばっかり。もともと頑張り屋さんだったので、個人練習を増やして頑張りました!なかなかみんなに追いつかない焦り・不安 身体と心は疲れ果てる。。。今年の夏は超暑い日が続いたので、それも影響したのでしょう!多分。
先ず、この仮説を説明し 納得してもらい、人と比べない事と、自分の中での目標設定。 理想的タイムへの挑戦とそれをいつまでに達成するか?を紙に書き出すことを宿題に。あと休養の大事。そして走ることの楽しさを思い出してもらい、中学校時代に一番気持ち良く走れた試合を思い出してもらい、それらをイメージトレーニングするように細かく説明。
あとは メールでのフォローという事で終了。 身体自体もかなり疲れていたので、身体への施術も行い、笑顔で帰られました。
ご両親はイップスを心配されていましたが、今回はイップスでは無いことを説明。安心されていました。ただ今回来院せずに、自分の中でずっと悶々としていたら、本当のイップスになっていたかも知れません。やはり何でも早いうちに対処した方が良いですね!
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
この前の日曜日は久しぶりにロシア武術システマのトレーニングへ午前中行き、午後からは研修以外の日で久しぶりに晴れだったので、SUPへ!お陰で体中筋肉痛~(苦笑)
先々週の土曜日に来院したイップスかも?という陸上部の子ですが、先週の土曜日5㎞のレースでタイムを16秒縮め、自己ベストが出た!と連絡がありました。良かったです!毎回良い報告が聞けるとは思いませんが、やっぱり施術の良い結果が出ると嬉しいです!
今後の活躍が楽しみです~♪
そうそう、ランナーのためのメンタルトレーニングのオススメ本
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC-%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4469262846/ref=pd_sim_14_11?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=51D3K3H6DZTXB5F259D9
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
昨日は久しぶりに野球のイップスの中学3年生が来院しました。だいたい春先はイップスの患者さんは多いのですが、ここ最近陸上やバレーなどのイップスの患者さんが来院して、野球のイップスは久しぶりのような気がします。
4年くらい前になるでしょうか?
スポーツトレーナー協会JARTA代表の中野崇先生のところの勉強会に参加した事があるのですが、その当時はまだJARTA発足前だったので、そこまで有名人では無かったのですが、今は超有名人になってなかなか気軽にお話しを聞きにくいのですが、この前イップスのアンケートを募集していたので、イップスを克服された方はアンケートに答えて頂けたら皆の役に立つと思いますので是非ともお願いしたいです。m(_ _)m
今回の中学三年生 去年の秋から急にボールを投げようとしたら投げられなくなった。との事で思い当たる原因がわからない。と。
原因がわからない場合は先ず一番はじめにイップス症状が出たシーンを思い出してもらいます。その時、だいたい先輩に対して悪送球をしたとか、自分の冒頭が原因で大事な試合に負けたとか、そんな事が多いです。普通ならば誰でもミスをしますから、「ドンマイ!」で済めば良いのですが、責任感が強い子はなかなか難しかったりします。あとは自分自身に自信があるタイプもイージーミスをする自分を許されない場合もあります。
ドンマイとは英語”Don’t mind”からきた言葉で、英語同様「気にするな」「心配するな」という意味で使われる。ドンマイは主に野球などスポーツで失敗した仲間を励ます言葉として使われたが、後に職場や学校など様々な場面で人を励ます言葉として使われるようになる。
註1)ドンマイの元となる”Don’t mind”。意図的にドンマイと読んだ和製英語なのか、英語発音の”t”・”d”が聞き取れないためドンマイとなったカタカナ英語なのか不明なため両表記しています。
今回は外野からの返球の際、中継のショートに暴投を投げた事が一番初めだったのですが、その出来事がそれほど大きな問題になるような感じではありませんでした。そして練習では問題なく投げら、試合だけ全く駄目。との事で、緊張場面で症状が出るタイプのようです。
問診票ではイップス以外にあがり症が書いてあり、どうやらあがり症を治療しなければ治りそうに無い。逆に言えばあがり症が治ればイップスも治るタイプ。という事であがり症について詳しく聞き出し、全体像が見えてきました。
色々と話しを聞くと、肩も強く足も速いそしてそんな自分に対しても自信を持っていました。勉強も基高(今広島市内で一番勉強が出来る公立高校)に入れるくらいの学力で勉強にも自信がある。そんな自分が・・・・みたいな部分が影響しているようでした。
先ずはイップスとあがり症のメカニズムを話し頭での理解をしてもらいました。それからイメージトレーニングとその実践 & 実感のために、イップス症状が出た一番初めの出来事を思い出してもらい実際にイップス症状が出るかどうかを試してもらいます。今回は初めの場面では上手くイップス症状が出なかったので、ここ最近一番最悪だった時を思い出してもらい、それを体現してもらいました。(これは上手く出来た。)これが出来ない場合は、梅干しをイメージで食べさせる練習をし、唾液が出てくるまでイメージをありありと思い出す事が出来るまで練習。これが出来ないと先に進めません。。。m(_ _)m
NLP(神経言語プログラミング)で言う、視覚・聴覚・体感覚をしっかりとイメージさせます。脳はイメージと現実を区別できないくらいアホ(苦笑)だという事を自覚してもらい、イメージで現実が変わる事を実感してもらいます。
ここで大事な事はイップス症状が出ている時の、身体の感覚や気持ち等 どんな感覚があるのか?を詳しく感じてもらいそれを言葉に出してもらいます。これが変化すれば必ずイップスは治ると思っています。(僕は)ただこの時の感覚を感じられなかったり、意識できない場合は一回のセッションでは無理で、ここを感じられるための練習に時間がかかります。(今回はOKでした。)
今度は一番自信に溢れて、楽しく野球をやっていた場面を思い出してもらい、それも身体で体現してもらいます。これも身体の感覚・思いや気持ちを詳細に話してもらいます。これが上手く出来ると8割は治ったようなモノです。(個人差はあります。)こういった場面を思い出せなかったり、体現できない場合はやっぱり時間がかかります。。。(^_^;)
そしてこの良い状態をアンカリングしてもらい、いつでも何処でも瞬時に体感できるくらい練習をしてもらいます。
http://nlp大阪.com/use/Anchoring.html
最後に初めの最悪だった状況を思い出してもらい、アンカーがかかった良い状態をイメージで体現でき、リベンジできたら90%以上の確率で治る可能性が他kまります。あとは練習あるのみ。
そして身体の緊張を緩めるトレーニングとして気功?スワイショウを2種類伝えて、身体の緊張が取れた時、ボールの重さを感じる事が出来る事を実感してもらい、リセットする時に、ボールの重さを感じる事が出来るかどうか?を判断基準にしてもらうように指導して、全てを統合し、不安材料を聞いて不安が解消したら一応終了。今回はあがり症もあったので、2時間かかりましたが、最後に今の段階で、イップスが何%の確率で治ったと思えるか?を聞くと100%大丈夫なような気がします。と言ったので終了。最後におさらいと実際の問題を伝え、その対処方法(これはマル秘(笑))を伝え終了。
メールで結果や経過を伝えてもらい、疑問があればメールでフォローする事を約束。
明日以降が楽しみです!(あがり症についても具体的な実践方法を伝える事が出来ました。(多分・・・・))
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。相変わらずバタバタしておりますが、昨日またまた野球のイップスの高校2年生が来院したので症例報告。今月初めに来た中学3年生の野球のイップスの子は本人からメールがあり、あがり症もイップスもほぼ改善した。との嬉しい報告がありました。まだまだ悪い時もあるかもしれませんが、その時の対処の仕方で良い方向に進んでくれると思っています。
さて今回の野球部の子は中学1年からイップス症状があり欺し欺しやっていたが、高校になって最高に悪くなったとの事。今回は中学の時にイップスになった原因をはっきりと自覚しており、そこからアプローチをしていこうかと思ったのですが、それ以上に高校での環境の問題が悪化要因になっているようなので、そこからアプローチしていきました。
今までイップスの治療の具体的なやり方はたくさん書いてきたので、今回は違う視点で。
昨年来た高校3年生の野球部の子のイップスの記事を少しだけ書いたのですが、その子の場合はミスした時に監督に激怒されて、そこから酷くなりました。幸いイップス治療後から回復し、無事に最後の夏ベンチに入る事が出来た事をメールで知らせてくれたのですが、その経験から、人の身体と心の部分にサポートする職業になりたい!との事で作業療法士の学校に入る事にしました。との事。
イップスの経験から、それを乗り越え、その経験を活かして自分の人生に役立てる事が出来ると言う事は素晴らしい事で、本当に治療家として嬉しい報告でした。イップスだけでなくパニックやうつ その他色々の症状を抱えて来院された方が、その経験を役立てて進まれる場面を何度も見てきましたが、僕自身がこの仕事について良かった!って思える。そしてもっと頑張ろっ!って前向きな気持ちにしてくれます。
僕自身も高校時代の腰痛が切っ掛けでこの仕事に就いたから余計かも知れません。
少し話しがそれましたが、今回のイップスの子も高校に入って、監督の様々な指導法に対して少し問題があり、そのプレッシャーからイップス症状が酷く出て改善されない状況でした。具体的に書くと問題になるので、具体的には書きませんが・・・
僕達が野球をやっていた時代(30年以上前)は野球部はほとんど軍隊式で、僕らのような弱小高校でも上下関係といじめに近いような指導は当たり前で、強豪校はもっと大変でした。水は飲んだら駄目出し、根性論が当たり前!厳しい環境の中でやってきた。& 耐えてきたから社会に出ても少々理不尽な事があってもストレス耐性ができているので大丈夫でした。
戦争を経験した人達はもっと悲惨な状況の中で生きてきた訳ですから、メンタルは僕たち以上に強いと思います。(当然 どの時代も弱い人達はいますからみんながみんあ強いわけではありませんが・・・)
今の若い子は豊かな時代に産まれ、厳しい世界をそれほど経験していないので、ちょっとした事でメンタルがやられやすくなっています。。。(^^;)それはイップスに限らずです。そういった意味で、逆に理不尽な厳しい指導をする監督やコーチの存在はある意味、これからの社会を生きていく上で非常に鍛えられる良い機会なのですが、(こんなことを書くと誤解される時代ですが。。。。(^^;))今の子供達はついて行ける子は少なく、本来の良い部分を殺してしまい、恐怖と不安から緊張した状態が続いてしまいます。
そんな事を今回のイップスの子には話しながら、何故野球をやり始めたのか?野球の何が楽しいのか?などを聞いていき、監督やコーチの評価を気にせずに、野球の楽しさや面白さ!を意識して、ミスをしてどんな理不尽な事をされても、気にせず「この馬鹿監督!」と思って、試合に出られない悔しさはあっても、野球の楽しさはどんな状況の中でも味わえるから、そこに焦点を当てるように伝えました。監督の評価を気にして、結果を出そうとすると絶対に無理です!
緊張している人間に対して力抜いてリラックスして!っと言っているようなモノで益々力が入ります。ミスをしたらマズい丁寧に行こう!と考えた時点で、緊張しています。よく言われる意識すればするほど、益々酷くなる状況です。パニックや不安も一緒です。
開き直れ!も一緒。(^^;)
イップスじゃない時は投げるという動作の時に投げる事に意識がありません。当たり前ですが。。。
僕も下手くそでしたから、いつもボールが来たらどうしよう~って考えていました。(^^;)
だから何百回何千回とノックを受け、頭で考えるのではなく、身体で覚え込ませるトレーニングをコツコツとやり続ける練習を昔から行ってきました。これはどんなスポーツでも同じです。そこへ状況設定をし、リアリティーを持ってその状況下で反復練習を行うと効果的なのでそういったトレーニングも行います。
その中で大事な事はミスした時です。人間だからミスはつきものです。100%はありません。ミスした時の周りのフォローと自分自身の考え方・捉え方をどのようにするか?何度も同じミスが起きる事もあります。それは自分自身の身体と心が平常・平静な状態では無いから。この切り替えをいかに短時間で瞬時に行えるようになれるか?ここは頭のトレーニングです。これは選手自体の問題。
周りのフォローは監督やコーチ他の選手達の問題。
ただ世の中 良い人ばかりではなく、人を蹴落としてでも自分が這い上がるというタフな人達もいますから、そんな人達に出逢ってしまったら、その中から自分は何を学ぶのか?という事が課題なのかも知れませんね。。。
今回は少し違った視点からのイップスの治療でした。周りの環境が悪いと治るモノも治らない。。。。という愚痴でした。(苦笑)
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
連休前に久々にバレーのイップスの子(高校一年生)が治療に来られました。今回は女子で女性のイップス患者さんは今まで多くのイップス患者さんが来られましたが、当院では二人目
。
女性の方が感覚が良いので上手くいくと劇的に改善する可能性が高いと思うのですが、、、やってみないとわかりません。
今回は10日前くらいから発症し、原因が全くわからないとの事。しかし中学の時も一度イップスになったが1週間くらいで治り、気にしていなかったようです。1週間くらいで治ったという事は本当のイップスでは無かった?でも今回も同じような症状だから根本的にはイップスで完全に治っていなかった?
イップスの定義をどうするか?で変わるので何とも言えませんが、直ぐ治ったらスランプで済むのでしょうが・・・
色々と詳しく中学時代と今回の状況を確認し、ホワイトボードに書き出し、共通項が見えてきたのでこれが原因だろうな~と言う仮説を立てましたが、本人に尋ねても、「わかりません。」とのことで詳しく僕の仮説を説明し納得。先ずは頭の理解をしっかりとして貰います。
それから実際にバレーのトスを上げて貰うのですが、だいたい現場で特定の場面でイップス現象が起きるので、今この場で起こることは少ないです。今この場でイップス症状が出る場合は少し重症化していると判断しています。今回もイップス症状は出なかったので、ここからがイメージトレーニング。
まずここ最近で一番イップス症状が酷かった場面を思い出して貰い、それがしっかり出来てからイップス症状を上手く出すことが出来たらOK!
これが上手く出来ないと先に進めません。。。(^^;)
これが上手く出来ると逆に治るのも早いです! (^_^)v
この誘導がミソ!上手く出来ました! それからその時の身体の感覚や感じていることを詳細に聞き出し、無意識にイップスが起きている自分の身体の感覚を意識化します。そしてここからが、様々なリラックス方法を指導して先ず身体の緊張を自力で取る練習をし、ここからが一番良かった場面を思い出して貰いまたまたイメージトレーニング。これまた身体の感覚を詳細に聞き出し、イップスの起きている身体の状態と調子の良い状態の違いをしっかりと意識して貰い自覚して貰います。
それが本人にしっかりと身体で体感することが出来ると、あとはそれら統合していきます。
今回はやはり女性 感覚が良いです。イップス症状がトスを上げる時に手が震える。症状が出るとの事だったのですが、手が震える前の「何か手の感覚が変な感じ」というのをしっかりと感じていました。その何か手が変な感じが無くなればイップスは無くなります。そこをしっかりと指導し治療終了。
1週間後のメールではかなり良い感じのようでもう少しで完治しそうです。
ただ今回は自分自身の中で、あまり原因がはっきりわからなかったので、自分自身がどんなプレッシャーを感じているのか?という事をしっかりと自覚し、強い私・上手な私・負けない私・自信のある私・自信が無い私・頑張り屋さんな私・認めて貰いたい私・・・などのあまり普段自覚していない自分自身の深層心理を少し意識しないとまた緊張して手が震えるかも知れません。
イップスは心理的な側面ばかりで無く、身体の使い方など色々な要因で起こりますが、大事なことはやはり 自分自身の内的認識能力が高いか低いか?これは身体の感覚だけで無くメンタルな部分まで感じること意識化することが大事です。僕は自己観照と言っていますが、自分の身体と心の状態をいかに第三者的に観察出来るか?
はっきり言って難しいです。。。。(^^;) これが出来たらイップスにならない。(笑)でも普段の日常生活から意識すると、内的認識能力が高まりますから、練習あるのみです。昔からの武術は稽古の時だけでなく普段の生活が全て稽古と言っていました。今習っているロシア武術システマや合気道でもいつも言われています。野球やバレーその他の球技って普段の生活と全く関係ないように思いますが、何気ない動作の時に常に自分が何処をどういうふうに動かしているとか、今こういう気持ちで相手のことが嫌だと思ったとか(笑)遊び感覚でやって欲しいです。一番わかりやすいのは モノの重さを感じる練習です。野球のイップスの時はボールの重さを感じる練習をするのですが、重さを感じるためには力を抜かないと感じられません。ボールペンの重さを感じたり歯ブラシの重さを感じたり、軽いモノの重さを感じる練習は大事です。
話しが色々飛びましたが 明日も野球のイップスの子が来院予定。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先週末はまたまた野球のイップスの子が遠方から来院。(感謝) 高校一年生で、約1年前からイップス症状が出るようになり、少し落ち着いていたが、高校になってまたおかしくなる。遠投は大丈夫だが、近い距離がフワリとしか投げられない。との事。
考えられる原因としては、中学の時大事な試合で悪送球を投げ、それで得点を与えてしまい、それが原因で試合に負けたそうです。
こんな場合 野球をやっている皆さんならどのように思い、感じ、どういう行動を取るでしょうか?
人それぞれ受け止め方が違い、本当に人それぞれだと思いますが、普通は今度は絶対にミスをせんぞ!とかもっと練習をして頑張ろ!とか、もしかしたらずっと自分を責め続けて「俺のせいだ!俺のせいだ!みんなに申し訳ない。合わす顔が無い・・・・」などと考え、真面目な子は少し鬱気味になるかも知れません。
今回の高校生は責任感が強く、野球もそこそこ上手だったため、「今度は絶対にミスしないぞ!ちゃんとボールを相手の胸に投げなければ!」と思ったそうです。その暴投が引っかかった時とすっぽ抜けた時では少し違うのですが、それを防ぐために、それをしないように意識をします。そうなると段々と思うように投げられなくなり悪循環のループにはまります。
遠投で問題ないのはボールをコントロールしなくても良いから思いきって投げられる。近い距離はボールをコントロールしようとして意識するから。前にも書いたように本来何も問題なければ、投げるという動作は無意識に行います。投げ方にクセがありそれを修正するために色々と考えながら投げるようになった場合は少し例外ですが・・・
今回も今までと同じようなやり方で何とか良い感じで終了。(^_^)v
イップスが治ることよりも、それよりも大事なことは、ミスした時。失敗した時の受け止め方を少し考えて欲しいと思います。治療中または治療の最後にいつも言うのですが、イップスになった経験をこれからの人生に活かして欲しい。本当は逆にイップスという経験をサラリと流してそんな事もあったっけ~ぇ と言うくらい大した問題では無い方が良いのですが、イップスで苦しければ苦しいほど その原因がミスから起きたのであれば。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先月・今月とイップスが続いていますが、今日は久しぶりにゴルフのイップスの方が来院。40代後半の男性です。ゴルフのイップスを治したい!と思う方は、競技や大会等に出る人じゃ無いと治そうとは思わないと思うのですが、やはりアマチュアですが、大会等に出ていたそうです。ただイップスが酷くて去年は出なかったそうです。
今回は20年前からのアプローチのイップスで良かったり、悪かったりでノラリクラリとしてきたそうですが、ここ数年が酷くて腹をくくって来院したそうです。
30年くらい前からゴルフを始め4~5年してからパターのイップスにかかり自力で2年かけて治したそうです。パターのイップスを自分で治したのでアプローチのイップスも何とかなるだろうと思って試行錯誤して色々と試したそうですが・・・練習では全くイップス症状は出ない。
そのお話しを聞いて、日常生活でも何か緊張場面でパニックになったり何か問題が起きないか?を聞いたところ、ある!との事。 やっぱり!
普段から左の肩こり・首の痛みがあり、いつもマッサージに行った時に「肩に力が入っていますよ~」と言われるそうです。
何となく全体像が掴めたので、先ずはイップスのメカニズムを説明します。それから治すための方法を説明し、今回は特に緊張した場面をいかにイメージ出来るか?がキーポイントになる事を説明。その時、身体に何が起きているのか?をしっかりと感じて貰う事が出来たら、治る可能性が高いです。
それから一番楽しくゴルフをしていた時の思い出を聞くと、その時はアプローチショットをしてないので今回は良いイメージが使えませんでした。日常生活の緊張を考えた時ゴルフ以外で楽しかったことやリラックスしている場面を思い出して貰いましたが、思い出せません。。。いかに普段ずっと緊張しているか?これも問題です。
仕方ないので、コヒーレンス法 の簡易バージョンと筋弛緩法そしていつものスワイショウでリラックスして落ち着いた状態を体感して貰い、これをアンカーに。
ゴルフの場合 パターなら治療所で実際に打てるのですが、その他のクラブは振ることが出来ないのでアドレスに入ってスイングを始動するまでをチェックします。
先ず始めに 実際に使っているアプローチする時のクラブを持ってもらいアドレスしてもらって、ここ最近のプレーで最悪だったアプローチを思い出して貰いました。ゆっくりと丁寧に誘導し、無事イップス症状発現! (^_^)v 頭が真っ白までは行きませんでしたが、手の緊張を感じ ふくらはぎの突っ張りや腰の張りをしっかりと感じ、クラブが動かない状態になりました。(イメージトレーニングと言うより催眠ですね~(笑))そこで起きていることを全て言葉で言ってもらい、しっかりと体感して貰いました。それからアドレスを外して、フィードバック。「どうしようと思っていたか?何を思っていたか?」等々を聞き、今度はリラックスの方法を指導。
いつものスワイショウ2種類 それから筋弛緩法 そしてコヒーレンス法 大事にしたことは 呼吸と力を抜く事 リラックス。
何となく上手く力を抜いてリラックス出来たので、またまた最悪だった時を思い出して貰い、もう一度アドレスに入ってもらうと、かなり力は抜けたが手だけ緊張が残っていることに気づく。そして呼吸のリズムが狂っていたことを発見! この発見は素晴らしい~ ♪
もう一度リラックス方法を実践し、また最悪だった時を思い出して貰い、アドレスに入ってもらうと今度は上手く力が抜け、クラブをスムーズに動かすことが出来たので、終了。あとは練習あるのみ。普段の打ちっぱなしでの練習で、一球一球丁寧に状況をイメージしてやって貰うこと。リラックス方法の実践と普段の生活でも楽しいことや心地よく感じる事を味わうことを意識して貰う事を課題にしました。
ゴルフのイップスは僕自身も20年以上前に少しゴルフをやっていたのでよくわかるのですが、本当にメンタルな部分が大事で、技術だけでは上手くなれない。。。(^^;) 下記の動画のようなアプローチのイップスの治し方は多分 まだ技術のない方には有効かも知れませんが、練習では全く問題が無く、試合や緊張した場面で出るタイプのモノは下記の動画のやり方では難しいような気がします。
あとどんなスポーツや競技でも同じですが、もともとの性格やプレッシャーに対する反応が普段からどうなのか?が影響するので、いかに普段から力を抜いてリラックス出来るか?先日書いた 重さを感じる練習は凄く大事です!今回もクラブの重さを感じる事。重さを感じるには力が抜けていないと駄目で、その感覚を実感してもらいました。そういった意味でも 宣伝するようですが、ロシア武術システマは凄く役立ちます。(^_^)v
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先週の土曜日 久しぶりにピッチャーのイップスの大学2年生が来院。1年前にイップスで来院した外野手の紹介で来院。彼はイップッスが治りそれで当院を友達に紹介してくれたそうです。久しぶりにその1年前にイップスで来院した外野手の子からメールがあり「おかげさまでイップスは治ったのですが、友達がイップスなのですが、紹介しても大丈夫ですか?」と。全然大丈夫なのですが、イップスって秘密?それともイップッスの治療が秘密?当院が大変?って思ってくれているのかな?(笑)
イップスで来院され治って他の人へ紹介してくれたのは今回を含め2回だけで、ほとんどがHPを見て来院されています。やっぱりイップスって多いけど、人に言うのは嫌なのかな~自分がイップスって言うことを他の人に言うのが。この辺りも問題ありですが・・・・
で、今回来院したイップスのピッチャー 1年前から投げられなくなり、今では全くピッチングが出来ない状態。キャッチボールも怪しい状況。具体的には左投げで、右足をあげた時に足が固まって降ろせなくなり、投げられない!との事。
今まで多くの野球選手のイップスが来院しましたが、今回のように上げた足が降ろせなくなったイップスの症例は初めてです。ほとんどが投げる際に手が固まって投げられないケースが多いのですが足が降ろせないケースは少し違った視点が必要です。
色々と詳しく話しを聞くと、自分の投球フォームについて一つ一つのチェックポイントをしっかりと確認するタイプで、調子が悪くなると益々そのチェックポイントをしっかりと確認して投げるそうで、そこからどう投げて良いのかわからなくなり今に至ったそうです。
その一つ一つのフォームのチェックポイントを聞き、大きくは5つありました。その一つ目が軸足の股関節に乗った感覚でした。これでわかりました!
左ピッチャーなので、右足を上げた時に軸足となる左足にしっかりと体重が乗った感じが無いと足が降ろせません。そうやって考えると、股関節に対して様々なアプローチを行い、軸足の感覚を変化させるとイップスを治せる可能性があるのですが、根本的な解決にはならない気がしたので、身体のチェックを行わないようにして治していくことを提案しました。
身体の感覚をしっかりと意識すること自体は素晴らしいのですが、それを頭で考えて修正しようとして泥沼にハマったようです。。。(^_^;)
以前から言っているように「頭で考えて投げるのでは無く、身体の感覚に任せる!」
ただ今はその身体の感覚が狂っているのでここからがイメージトレーニング。
野球を始めて今までで一番・最高に良かった!ピッチングが出来た時の事を思いだして貰いました。すると高校2年の時に最高のピッチングをした記憶が残っていました。(もし過去にそんな思い出が起こっていない場合は難しいのですが、その場合は理想のピッチャーを想定して貰います。)そしてその記憶をしっかりと思い出すために催眠誘導と言って良いのかな?を行い実際にその感覚で投げて貰うと良い感じで投げられるようになりました。その際 今は絶対にチェックポイントを意識しないこと。
最高に良いピッチングが出来た時の感覚を思い出し、投げるだけ!
それをメインにしながら、いつもの身体を緩めるトレーニングを伝え終了。
もともと勉強等でも突き詰めるタイプのようで、身体の感覚をしっかりと意識出来ているので良い方向に向かえば非常に素晴らしいのですが、悪くなった時にそれが逆に問題となりやすいので、もう少し適当な感覚を身につけないと様々な場面で疲れる可能性があります。
やはりもともと持っているその人その人の性格や考え方・捉え方というモノが凄く影響しやすいですね。
昨日その子から連絡があり、イップスの治療前より良い感じで投げられるようになったそうです。ここからは練習あるのみ!
色々なやり方・考え方があります~ (^^)
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
相変わらずバタバタしており、ブログ更新がまたまた滞りましたが、今日はわざわざ福山から来院された中学2年生のキャッチャ-のイップスについて。
昨年の9月からボールが投げられなくなり、今ではどうやって投げたら良いのか?わからない。。。との事。しかしそれでも試合には何とか出ており、どんな場面でイップス症状が出るのか?を聞くと、先輩とキャッチボールをするとダメ!との事で、ある特定の人物に対してのみなら、それほど酷くありません。ただ違った形でミスが起きた時には同じような症状が出る可能性があるので、その辺りも含めて、対処して行かないと、その人物には投げられるようになったが、しばらくしてからまた違う形でイップス症状が出た!って事になります。
詳しく話しを聞くと、昨年の9月頃に大きな大会で、打球処理をした際、ファーストに暴投を投げ、それを先輩に厳しく叱られ、その後ぐらいから、その先輩とのキャッチボールが難しくなり、その度にその先輩から、からかわれ余計酷くなったそうです。。。(^_^;) 監督からも「腕をしっかり振れ!」と言われても力が入らないような感じで手の感覚がおかしく、どうしたら腕がふれるのか?わからなくなったそうです。
本来であれば、ミスをした人間に対してもう少し優しい対応をしてくれたら、イップスにはならなかったと思うのですが、人生と同じで(笑)どんな世界にも良い人ばかりではないし、理不尽な出来事は多々あります。その中でも本来の自分自身の持ち味を大切にし、困難な事があっても、それに対して負けない気持ちと、ミスに対しての反応の仕方を変えていく必要があります。
先ずはイップスの起こるメカニズムについてしっかりと説明し納得して貰いました。そして今回は先輩の叱咤激励?(^^;) がプレッシャーとなり、「ちゃんと相手の胸に投げなければダメだ!」と必要以上に感じ、それが自分の思っている以上のストレスだったため、意識的にしっかりと投げようと思えば思うほど 上手く投げられないという悪循環に陥り、今の状態になったのではないか?という仮説を立て、それに対しての対応法を説明。
先ずはじめに今回は、ここ最近の最悪だった状態を再現して貰い、実際のイップス症状が出るくらいリアルにありありとイメージし実際にボール(実際のボールではなくマル秘ボール(笑))を投げて貰い実際のイップス症状が出るまで繰り返しました。今回の彼はイメージ力が抜群で、直ぐにイップス症状出現。(^^)
こんなタイプは治るのも早いです!
で、イップス症状が出ている時の身体の感覚をしっかりと認識して貰いました。この時の彼の身体に起きていたことは、
○ 手の感覚が無い感じ
○ 手汗が酷い
○ 頭の中で悪いことしか思い浮かばない
○ 相手が見えない感じで遠くに感じる
○ 投げ方がわからない感じ
○ 地に足が着いてない感じ
○ 呼吸が浅い
○ 等々
しっかりと観察できています! (^^)
それから今度は身体の緊張を緩める2種類のスワイショウをしっかりと行い、ボールの重さをしっかりと感じて貰うようにしました。色々な重さのボールを持たし軽いモノでもしっかりと感じられること。そして普段の生活でも鉛筆の重さや歯ブラシの重さ、箸 等 様々なモノの重さを感じる練習をする事と、重さを感じるためには力が抜けていないと感じられないことを実感してもらいました。
それから今度は 最高に調子が良かった場面、楽しかった時、自信に溢れていた時を思い出して貰い再びイメージトレーニング。(これも実際に投げて貰いしっかりと良い時の感覚を掴めたら終了)
最後に初めのイップス症状が出た時を再度思い出して貰い、リベンジ! 今回はスムーズにリベンジでき終了~ ♪
中学2年生なのに1年の時からレギュラーで野球のセンスも実力も抜群!イメージ力も抜群で、今回のイップスを乗り越えたら今まで以上に良い結果が出そうです。昨日広島県大会で優勝した広陵や如水館等からも声がかかっているようなので、楽しみです!
しばらくはLINEでフォローしていきます。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
今年はイップスの患者が昨年よりも多く来院されていますが、今回は山口の高校2年生が来院。以前山口から来院したイップス患者さんの親が山口の某高校野球部の監督さんでその監督さんからの紹介で違う学校の生徒さんが来院。それもその野球部の部長先生が引率されてきました。
今まで多くの野球部の子供さんが来院しましたが、学校の先生が引率されたのは初めてで、広島の強豪校の生徒さんの場合はほとんど、1人悩んで親御さんと来院されていたのでビックリです。(もしかしたら有望な選手の場合は違うのかも知れませんが・・・)
部長先生にも色々とお話しを聞きながら先ずは詳しくカウンセリング。
今回は去年の7月にピッチングフォームを修正され、それでコントロールが定まらず全く駄目だったので、またもともとのフォームに直したら調子が良くなったのだが2ヶ月経って、もともとのフォームなのにコントロールが定まらず、色々と修正していたらイップス状態に。。。
野手としては問題なく投げられているとの事でピッチャーとしてマウンドに立った時に イップスのスイッチが入るようです。
監督やコーチのアドバイスとしては「リリースポイントをしっかり意識しろ! 気持ちを落ち着かせろ~」等々。
先ずはイップッスの発症原因についての仮説を説明し、頭で理解して貰いました。そして今回はイップスが治るメカニズムについて説明し、イップスになる前の状態そして一番パフォーマンスを発揮できていた時の状態に戻る事が出来ると治るのは当たり前だよね~みたいな感じで納得して貰いました。(笑)
その時に大事になるのが、イメージトレーニング(メンタルトレーニング)
イップスはある特定の場面で、無意識に身体の何処かに緊張が起こり、イップス症状が出現するので、それを意識的にコントロールしようとしてもなかなか難しいです。脳のメカニズムで説明するなら大脳基底核辺りが関係し(それだけではないのですが・・・)その辺りに対してのアプローチでも改善されると思っていますが、今のところ有効なやり方を開発できていないのでイメージトレーニングと身体の緊張を緩めるトレーニングをメインにしてNLP(神経言語プログラミング)を織り交ぜながら実際にマル秘ボールを投げて貰って修正していきます。
大事な事は前にも書きましたが、身体の特定の部位を意識させない事。下半身からの動きが自然とボールに伝わる事だけ。腕が鞭のようにしなやかに振れることが出来るようにボールの重さを感じて貰らえるように、本物の鞭(ロシア武術システマの鞭)を使ってのトレーニングは絶対に当院だけだと思います。(^_^)v
話しがズレましたが、今回はイメージトレーニングの予備テスト(笑)で、「梅干しを食べる」練習 これが上手く出来ないと治すのは少し難しいです。
「脳は現実とイメージの区別が出来ない!」この事がしっかりと身体で理解出来れば、ほぼイップスは治った!と言えます。イップスをイメージだけで引き起こすことが出来たらしめたものです!ここがしっかりと出来るようになるまで時間をかけて指導します。イメージでイップス症状が出せたら、あとは簡単です!
その後は 先ほど書いたイップスになる前の最高に良かった時の状態を思い出して貰い、それをしっかりとイメージしてもらい、実際に投げて貰う事が出来れば90%の確率で治った!と言えます。(あとは実際のボールを使って、その状況下でイメージ通りに出来るかどうかだけで、ここは練習あるのみ)
今回は部長先生も巻き込んで一緒に練習。
その後鞭を使った身体の緊張を緩めるトレーニングとボールの重さを感じる練習。
最後に全てを統合し、自信が戻ったら終了~ ♪
今回部長先生が「初めと後で、彼の顔が変わったので凄いです!」とお褒めの言葉。感謝です!
あとは実践あるのみ!今回もLINEでのフォロー
前回の福山 今回の山口 と遠方からの来院 感謝です! こちらも頑張って今まで以上に効果的な方法を研究します。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先月「ジストニアとイップスは同じと書かれていたモノを読み、そちらでジストニアの治療実績はありますか?」とのお問い合わせがあり、「ジストニアとイップスは無意識の緊張による症状という部分では同じだが、根本的には違うので残念ながら当院ではイップスの症例は沢山あるが、ジストニアについては症例がありません。」と返事をすると「何処か?専門の治療院等があれば教えて下さい。」とのことだったので、機能神経学を専門にされている治療院をいくつか紹介した。(当然広島県外ですが・・・)
勉強会仲間の平野先生がYouTubeでジストニアの症例をアップしており、機能神経学の研修会等でジストニアの改善例等を診てきているので、一度ジストニアの方を診てみたいと思いながらも実績がないので(問い合わせは結構あるのだが診てみないとわからないので、その辺りを説明すると)やはり来院されない。。。(苦笑)
治るか治らないかもわからないのに高いお金は払えない! 当然です!
そんなやり取りがあったあと、結局紹介したところは全て県外だったので、諦めて当院へ来院。診させて頂きました。
先ずジストニアについてはこちらのHPに詳しく書かれていますので読んでみて下さい。
今までの経過を聞かせて頂くと、約2年前から症状が出始め、色々な病院に行って、最後に神経内科で心因性の痙性斜頸(ジストニア)との診断で現在薬を服用中ですが変化無し、様々な治療院や病院へ行き、ある治療院でかなり良くなってきたが、なかなかそこから改善しないので意を決して来院されたようです。ボツリヌスの注射も効かなかったようです。。。
先ずは詳しく発症時の様子を聞かせて頂き、様々な機能神経学的な検査を行うと、継ぎ足歩行が全く駄目。。。
そしてどんな時に酷くなるか?どんな時に楽か? 変化はあるのか? その時の心理状況等様々な事を聞きながら、僕も心因性が強いと判断。
もし心因性でなければ、身体の施術から機能神経学的なリハビリをメインに施術を組み立てようと思っていたのですが、心因性が強く感じられたので、ご本人さんに確認し、先ずはメンタル的な部分からのアプローチを行なう事にしました。
今回はまさにイップスの治療で行うやり方と少し似ていて、先ずここ最近一番症状が酷かった時を思い出してもらいました。NLPでよく使うVAKをしっかりと意識してもらいありありと。
その時の身体の感じ(当然首は斜頸になり)何を思い、何を感じているか?等々
で、わかった事は、 「悪いところを見せたくない!」「家族に迷惑を掛けている!」等々
実際に机を用意し仕事場での姿勢や自宅での食事の時の状態を再現してもらい、イップスの治療のように実際に症状が出るまでしっかりとイメージしてもらいました。
そこでわかったのは、その姿勢が苦しく・辛い状態だった。
なので、先ずは職場と自宅での姿勢が楽になるように指導!そして心理的プレッシャーが減るようにアドバイス。
先ずはそれを実行してもらうように宿題を与える。
それから症状が出た頃のストレスに対してボディーサイコセラピー的に怒りを表現してもらうと、少しすっきりした感じになったので今回はそこで終了。
それでも120分。。。
次回は状態を診て、もう少し直接的なアプローチを考えています。 次回以降が楽しみです。
あと、ハンガー反射を利用した痙性斜頸の論文があったのでそちらも宿題に。詳しくは先ほどのジストニア友の会を見てください。
今回の症例はイップスのやり方が適応出来そうですが、ケースバイケースで皆さん違うアプローチが必要だと思っています。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先週の日曜日はスポーツトレーナー協会JARTAのイップスセミナーに参加してきました。当院ではイップスの患者さんが多く来院され、野球に限らず様々なスポーツのイップスの方が来院され、その共通原理を考えながら施術を行いまずまずの結果が出ていて、自信を持ってイップス治療を行っていますが、イップス治療をより効果的に行うために常にイップスについての情報や勉強は常にupdateしています。
当院では今のところ主に身体の脱力の体操とイメージトレーニングそしてNLP(神経言語プログラミング)を組み合わせ、様々な分野のイップスに対応しておりますが、今回は野球に特化したセミナーで講師は元プロ野球選手の荻野忠寛氏。
今回のセミナーは身体操作編 元プロ野球選手の様々な経験を聞く事が出来、メッチャ勉強になりました。特に荻野さんは現役時代ケガに泣かされ苦労されたのでイップスのセミナーでしたが、【いかに理に適った身体の使い方、正しい身体操作のしたフォームで投げるか!】がイップスの治療にも予防にもなるということで、今回のセミナーだけではイップスは治らないのだが、次回の意識・イメージ編で完璧に対応出来そうだ。
しかし今回のセミナーではイップス治療よりも野球肩・野球肘等の予防にも繋がる。そして理想的なフォームの指導も学べたのは本当に良かった!
毎年3・4・5月にイップスの患者が増えるので、今回学んだ要素も付け加えてイップス治療に対応します。
ただ学生さんには投球フォームを修正する時間が無い場合が多いので(1年生だったら大丈夫だが、3年生は難しい。。。)投球フォームに対しての修正は行わず、理想的な投げ方の説明はして、あとは身体操作のトレーニングを伝え、今までの当院で行うイップス治療を行うと思います。
下記の記事も参考に~
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
昨日は先月参加したスポーツトレーナー協会JARTAのイップスセミナーpart2 意識・イメージトレーニング編
を受講しに東京まで行って来ました。前回は身体操作編でイップスの治療 & 予防そして【いかに理に適った身体の使い方、正しい身体操作のしたフォームで投げるか!】という事がメインでしたが今回はイメージ技術と思考技術をメインに、眼球運動・周辺視野のトレーニングそして、リズムやルーティーンなどについての具体的なやり方について勉強。
眼球運動や周辺視野については以前から今まで当院が行ってきたイップス治療に組み込みたかったのですが、なかなか時間が取れず具体的なやり方も研究中だったので今回の研修でのやり方は簡単で効果的なやり方なので次回から来院された方にはお伝えできそうです~♪
ただ今回の眼球運動や周辺視野のトレーニングは直接的にイップッスが治る!というやり方では無く、地道に継続して行うことで視野が広がり、イップスに対してじんわりと働きかける?方法でイップスに限らず全てのスポーツ選手そして脳の機能を高める方法だと思います。
そうしたことを考えるとこれも以前から取り入れたかったシナプソロジーのトレーニングも有効だ。
昨日の朝テレビを見ていたら、ヤクルトの石井コーチがバッテヒング練習でかけ算をさせながらボールをトスしていたがこれも有効なのだが張本さんは【喝】と言ってこんなくだらない練習など止めてしまえと言っていたが典型的な昔の野球人。。。(苦笑)こんな人達が野球界に多いので不幸になる。
僕らが野球をやっていた頃は本当に軍隊方式で根性論の世界だったから仕方ないのだが、野球指導者はもっと色々な事を学んで、より効果的・効率的にそして楽しく野球が出来るように選手達を指導して欲しいな~と思ってしまう。
イップスについても指導者達が何故イップスになるのか?という事を学び、選手達を指導するとかなりの選手がイップスにならないと思う。
そういった意味で講師の元プロ野球選手の荻野忠寛さんは子供達の指導をする時様々な楽しいトレーニングを取り入れているようで本当に素晴らしいな~と思った!
あと昨日色々とお話しを聞いた中で印象的だったのが「プロ野球選手でイップスになりメンタルトレーナーなどに相談しても治った選手を見たことがない。」と言われていたことにはビックリ!やはりイップスの治療はメンタル面だけでなく身体からのアプローチも必要という事でJARTAで言うイップススの原因
・投球および送球技術の不足
・修正能力技術の不足
・上記二点の土台となる身体操作技術の不足
・イメージ技術の不足
・パフォーマンスを発揮するための思考技術の不足
上記の事をしっかりと見極めて指導しないと治りにくい!という事。
まだまだ書きたいことはあるが、あとは来院した時にコッソリと教えます~ ♪(笑)
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
昨日「うちの娘が陸上競技をしているのですが、足の違和感が強く走れなくなり、靴を変えてもどれも合わない状態でどうにかなりませんか?」との相談。以前その娘さんの長女がやはり足の違和感で来院し良くなったので、次女が同じ感じになったので連絡したそうだ。
いわゆるイップッスに近い感じ?かなと思いつつ、今日の来院を迎えた。
色々と話しを聞くと、1年半前に急に足に違和感を感じて走れなくなり、それから走れないストレスで段々と過食になりとうとうクラブ辞めたい学校辞めたい状態となり、昨年12月に心療内科に行き抗うつ剤を処方され徐々に回復。今は過食が無くなり少し走れるが、右足の違和感が強く、どんな靴を履いても合わない感じで歩く時も右足だけが変とのこと。。。。
以前来院した陸上選手のイップス?とは少し違う。 陸上選手のイップス? 本当にイップスの感じだけど、明らかに神経症的な感じで病院での薬の処方で楽になっているから、そこも踏まえて先ずは今の状態になるまでの仮説をホワイトボードに書いて説明。走れなくなった切っ掛け等を聞くと初めは分からなかったが今思うと「トレーナーの先生が、「「酷い浮き指じゃね~これじゃチャンと走れんわ~!」」と言われた後くらいからとの事で、それが引き金になった可能性もあるが、それだけでは無く、様々な要因が重なってなった事を説明。そして色々と聞くとビックリ!
以前来院したイップス?かもという男子生徒と同じクラスで隣の席だそうで、こんな奇跡的な事があるなんて!その子は元気に今は走っているそうでそれを聞いて安心した。
一通りお話しを聞いて、4月から高校最後の年なのでいつまでに全力で走れるようになったら良いか?いつが引退かなどを聞きながら今後の復帰に向けた計画を立てる事を提案し、そして治るためには何をしたら良いか?をしっかりと説明。
それから実際に身体を診ようと思ったのですが、身体を整えても遠方からの来院なので通う事が出来ず、先ずは自分自身で出来る事を中心にと考え、足の感覚を変えるために先ずはバランスボードで遊んでもらいました。
はじめに普通に歩いてもらい今の足の状態をチェックしてもらいました。そうすると右足の小指側が外に流れて不安定な感じがするとの事。
バランスボードで遊びながら意識して貰う事を説明。先ず足下は見ない。遠くをボーッと見る。そして大事な事は頭は天井から吊り下げられて肩や首・手の力を抜いてバランスを取る事と足の感覚を無視する事。暫く遊んでももらったあとにまた歩いてもらうと少し感覚が変わったがまだまだ気になるとの事。それから足半 や一本足の下駄等を使い同じようにチェック。段々と足の違和感がなくなってきました。歩き方も少し力が抜けた感じ。
そして最後に三点インソールで身体の安定感のチェックをした後にその効果を実感してもらって歩いてもらうと違和感がほぼゼロに! \(^O^)/
今日履いてきた靴にインソールを入れて室内で歩いてもらうと全く違和感が無く嬉しそうに歩いています。ついでなのでそのまま外に出てもらい近くの公園で走れそうだったら走って!と指示。その間僕は休憩~(笑)
10分後くらいに帰ってきた時本当に嬉しそうな顔でした! 良かった!
それから自分で出来るセルフケアを伝え、足と頭だけ簡単に施術。
あとはLINEでフォローすることに!
少し前に進むことが出来そうです~ 今回はイップスと言えるかも?!これから本格的に走り始めた時にどのようになるか?若干不安はありますが、上手くフォローしていきたいと思います。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
陸上選手のイップス?part2に書いた選手から早速LINEでお助けメッセージ。。。
「あの後は調子良かったけどまた走れないし、歩けないです~どうしたら良いですか?」と。
やっぱり!
野球のイップスでもあるのですが、その時は良くても普段の練習や日常に戻ると直ぐに戻る事が多いので、毎日やる課題をしっかりとやってもらうように伝えています。野球ではイメージトレーニングと身体の緊張を緩める体操。今回は特に伝えてなかったのでこうやってメッセージをもらえると助かります。
先ずは頭で理解してもらうために今起きている症状を具体的に説明。その為に色々とネットで探すと見つかりました!
陸上選手のイップスではなかなか見つからなかったのですが、ランナーズジストニアで探すとぴったりの記事。
この記事の中の
「着地して地面を蹴った足がどこにいくのかもわからないので、練習中に止まってしまうこともありました。それに、ずっと足に意識がいっているので、集中力がもたないんですよ。30分、40分くらい走るだけで、脳みそが疲れちゃうんです」
この部分に彼女(選手)はビックリしたようです!「私と同じ症状だ!」って。この記事を読んだ後久しぶりに気持ち良く走れたそうです~♪
先ずは頭で【私に何が起きているのか?】を理解する事が大事です。なぜなら何が起きているのか?分からないと足が悪いのだろうか?靴が悪いのだろうか?インソール?体幹が弱い?・・・・など様々な心配をするからです。だから先ずは、頭でランナーズジストニアを理解する事。(ランナーズジストニアかどうかが分からない場合も多いと思いますが)調べるとカックン病、ローリング病、ヌケヌケ病などと言われているようです。
僕自身は知りませんでしたが。。。
今回色々調べて彼女に伝えたHPは上記とこちら。
「局所性ジストニア」の女性ランナー、後ろ向きランニングで再び走る喜びを。
僕自身は大事な事は野球その他のイップスに共通する原理として身体の動きに意識がいけばいくほど治らないと考えていますので、身体の動きを無意識に行えるように指導します。その為にイメージトレーニングや身体の緊張を緩めるトレーニングを宿題にするのですが、走るという行為は少し難しく、先ずは違和感を感じない歩き方、走り方を探します。なので上記の後ろ向きのランニングは1つの方法です!そして走る基本の重心を移動させる時に意識する部分の意識化。脳の誤作動を改善させるために両手でジャンケンしながら歩く走るなど、とにかく足から意識を外すようにと考えています。
あと先月行ったイップスセミナーで習った超スローモーション投球を真似して超スローモーション歩行も使えます。
音楽家等に見られるフォーカルジストニアのような反復性のトレーニングで起きた場合は休養も必要になると思います。
そして脳機能に対する様々なリハビリが大事だと思います。(残念ながらフォーカルジストニアの方の来院がないので、まだどのような施術及びリハビリが有効か?分からないのですが。。。)
その後はLINEでのメッセージがないので酷い状態では無さそうです。
引退までになんとか復活して欲しいな~近くで来院できる状態ならもっと積極的に指導できるのだが。。。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
毎年春から野球選手のイップスが多いのですが、今回は中学3年生のシニアリーグのピッチャー。4月から中3ですがすでに身長が180センチ良い身体をしてます~♪
話しを聞くと昨年の8~9月頃右肩に打球を当てそれから少しおかしくなり段々と酷くなったそうです。最悪だったのが12月~1月でここ最近は少しマシになってきたモノのまだブルペンでは投げられない状態で不安が大きいようです。
今まで来院してきた多くの選手は、大事な試合でミスをしたり、先輩に暴投を投げたり、監督やコーチに酷く怒られたり、精神的ストレスを感じてイップス症状になったケースが多かったのですが、今回は打球を当ててかばった投げ方となり、そこからコーチ等のアドバイスを受けて本来の投げ方がわからなくなった感じでした。
先ずはいつものようにホワイトボードに今までの経過と、何故イップスになったのか?を詳しく書いていきます。
そして今何が起きているのか?どういう状態でイップス現象が起きるのか?を頭で理解してもらいます。
それからイップッス症状を治すためにはどうしたら良いのか?どんなトレーニングをしていくか?を説明します。
そしていつが大事な試合で、いつまでに治れば良いのか?という事もこれからの目標・計画として聞いていきます。
今まで何度も書いてきましたが、イップスは無意識の緊張のために起こるので、意識的なコントロールをしようとすればするほど治りにくくなります。
ですから、無意識に任せて(頭で考えるのでは無く身体に任せて自動操縦で)投げられるようにする事が大事で、その為には投げ方についてのアドバイスは意識的コントロールになってしまうので避けたいのですが、監督やコーチ等がヘタにアドバイスすると泥沼にハマってしますので、その辺りについても普段の練習でどういう状況かを聞く必要があり、もし監督やコーチが投げ方等の指導をしてくれる場合は暫くそのアドバイスを聞かないように伝えないといけません。
先日読んだ「勝てる脳、負ける脳」という本に運動の自動化について詳しく書かれているので、是非読んで欲しい一冊です!
それからやっとシャドーピッチングをしてもらいましたが、そのシャドーを診ると問題が。。。。
肩肘に負担がかかる投げ方になっている。。。
いわゆる甲腕一致が出来ていない状態。立甲や 甲腕一致
今回投げ方の指導をしてしまうと身体の使い方に意識がいってしまいイップスの症状が酷くなる可能性があるのですが、本人に確認して「今の投げ方だと肩肘に負担がかかるから本当は肩肘に負担がかからない投げ方に変えて欲しいけど、それをしてしまうとイップスを治すのに時間がかかる。それでも今回しっかりと投げ方を変えると高校になっても肩肘に負担がかからず楽しく野球が出来る。僕自身が○○君にずっと関われるのだったら絶対にそれを勧めるけど、遠方からの来院でなかなか来院も出来ないし、練習にずっと関わる事が出来ないから、先ずはイップスを治す事を優先して、治ってからゆっくりと投げ方を変えるという事で良い?」と聞くと「お願いします!」とのことだったので、先ずは投げ方については指導しない事に。
それから実際に特殊なボールを使って実際にキャッチボール。そこからここ最近一番イップス症状が酷かった場面を思い出してもらい、投げて貰う事に。ここが一番重要なポイントで、ここで本当に酷いイップス現象が出れば、半分以上治ったようなモノです~♪ その為時間をかけてゆっくりと誘導していきます。
上手くイップス症状が出ました~♪
そしてこの時の身体の感覚をしっかりと感じてもらい、身体に何が起きているかをチェックします。(ただまだ中学2年生でそこまで身体の事を意識していないので上手く感じられません。。。こちらが身体の力の入り具合はどんな感じ?地に足着いてる?呼吸は?手汗は?等々。)
それから身体を緩める体操を伝え、いつもの鞭を使います~(笑) そして力が抜けた時にボールの重さを感じられるかチェック。
ここからまたキャッチボールしますが、今度は今までで最高のピッチングが出来た場面をしっかりと思いだしてもらいます。こっちの方が楽しいし思い出しやすいです~♪ そしてまた身体の感覚をみてもらいます。当然イップス症状が出ない状態そしてこの感覚をしっかりと身体に覚え込ませる事が出来るまでしっかりと投げてもらいます。
そして最後にリベンジ!
これでリベンジが出来たらほぼイップス症状はこの時点ではなくなります。あとは実際の練習や試合でどうか?
宿題に身体を緩めるトレーニングとイメージトレーニングをしてもらう事を約束して終了なのですが、今回は投げ方の問題もあるので、サッカーボールでのキャッチボールを行い、この感覚で投げると肩肘を痛めない事を確認。下の動画は以前紹介したかも知れませんが、荻野投手がサッカーボールを投げている映像があるので参考に。
ここ最近イップッスについての記事がたくさんあって、僕自身も参考にする事があるのですが下記の記事は指導者の方には少し理解しておいて欲しいです。
今回のように肩肘に負担がかかる投げ方の場合、将来の事を考えると絶対に今のうちに治しておきたいのですが、何を優先させるか?をしっかりと考えておかないと泥沼にハマるので、注意が必要だな~と思う症例でした。
今後はLINE等でフォローする予定です。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
毎年この時期はイップスの患者さんの来院が多いのですが、今日も高一の某野球部の外野手が来院。
3ヶ月前くらいから段々と投げられなくなり今に至ったそうで、現在は毎日ネットに向かってひたすら投げる練習をしているそうです。(監督さんにイップスの事を相談し別メニューで練習出来ているのは羨ましい~)
本人に「イップスになった原因として思い当たる事はある?」と聞くと、「よくわからない。なんとなく段々と投げられなくなった。」との事。
何も切っ掛け無しにイップスにはならないので一般的なイップスになる要因を具体的に話し、その中に当てはなる要因が有るかどうか?を確認するとありました。(^^)
もともと肩があまり強くなく、外野からレーザービーム光線みたいな送球をしたいと思い、投げ方を色々工夫していた事を思いだしてくれました。具体的に何処をどのように工夫したかを聞いて原因が掴めました。
それからイップス症状が最悪だったのはいつ頃?と聞くと 「う~ん よくわからないです。」
じゃぁ、中学の時に一番調子が良くて自信があった頃はいつ頃?で、その時の試合の事覚えてる?と聞くと 「中学の春頃かな~試合は覚えていない。」
イメージトレーニングを行う時に大事な事なのですがこれだと無理です。。。
まだ高一で少し幼い感じだったのであまりそういった事が意識化できていない感じ。
以前紹介したJARTAのセミナーで学んだ
・投球および送球技術の不足
・修正能力技術の不足
・上記二点の土台となる身体操作技術の不足
・イメージ技術の不足
・パフォーマンスを発揮するための思考技術の不足
上記のイメージ技術の不足ですが、それを今回指導すると本人の中では多分理解不能だと感じたので、いつも行うイメージトレーニングは今回は無しに。
それから実際に投球練習を観させてもらいました。先ずはタオルを使ってシャドーピッチング。ここでまた問題が。。。
テイクバックからトップの位置に振り上げる時、固めた感じで投げている。(^_^;)
本当は柔らかく投げられるように伝えたいがそれを今言うと益々投げ方を意識するのでイップスが治りにくくなる。今までこの投げ方でずっと投げられていたので先ずは投げ方を修正せず投げられるようになる事を選択。前回来た中学生も投げ方に問題があり困ったのですが、僕がずっと彼らが所属しているチームに関わっていて長い期間で指導できるのであれば、ゆっくりと投げ方の修正をする事が出来ますが、ほぼ1回で治るための切っ掛けを作り出すためにはそこまで出来ません。なので、どんな投げ方でもそれまで普通に投げる事が出来ていた場合はそこに戻してあげる事を目指します。
あえて投げ方は指摘せず、今度は発泡スチロールのボール投げ少しイップス症状は出ていますが酷くありません。それからラグビーボールや色々なボールを使って投げてもらうと良い感じで投げる事が出来ています。最後に前回紹介したサッカーボールを投げてもらうと全く出来ません。。。(^_^;)
何度も映像を見せてトライしましたが、、、無理でした。 この辺りがイメージ力の技術不足?なのかも。
サッカーボールは諦めて、身体の緊張を緩める体操をやり(いつも通り鞭を使って鞭のしなやかな感覚もインプット)、ボールの重さを感じる練習。
そしてまたまた投げる練習。とにかく無意識に任せて自然と投げる事だけを意識してもらいました。すると初めと比べ本当に良い感じで投げる事が出来ている!
そして本人も満足顔~♪
しばらくキャッチボールをし、「もう大丈夫だって思えたら終了にしよう~♪」というと「ラスト3球でOKです。」とのこと。
今回は精神的なストレス等の問題は無く、まだ3ヶ月しか経っていないので、今日のアドバイスをしっかりと守ってくれたら多分早く回復すると思います。
今回は今までにないタイプのイップスでしたが、年齢や身体の発達状態そして理解力等が幼い場合、伝え方などを工夫し相手が理解しやすい事そして実感を伴って身体で覚えて貰う事の大事を改めて実感しました。
常にイップスの治療については考えてますし、何か良い方法は?と検索しまくっているのですが、なかなか良い動画を見つけました。
是非見てください。ご本人がイップスを克服した経験を書いているので何か切っ掛けが掴めるかも知れません。
特に大事な場面でミスをしてイップスになった方はメンタル面の考え方や捉え方は必見です!
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
災害明けの今日、呉方面からの患者さんがキャンセルとなり、今週は東広島からの来院予定の方もいらっしゃいますが、JRもまだまだだし、高速も。。。
結構予約が空いている可能性がありますのでチャンスです!(笑)
そんな中で、久しぶりにフォーカルジストニアの患者さん。フォーカルジストニアとは、簡単に言うと音楽家のジストニア
詳しくはこちらのHPをフォーカルジストニア
今回は詳しく書けませんが、大失敗。。。。(^^;)
「来るんじゃなかった!」と思わせるくらいの出来事は開業以来そうそうありませんが、今日はそう思わせたようです。。。
僕自身も相当凹んでますが、素直に言ってくれたことには感謝です!
今回は発症経過が短く、明らかにメンタル的な問題で発症していたので、上手くやれば即座に治るだろう!と自信を持って臨みました。ここが先ず失敗に繋がる1
先ずは現状を把握してもらうために実際に曲を弾いてもらいます。それも切っ掛けになった場面を思い出しながら。 いつものイメージトレーニング的やり方で。
それからリラックス・力を抜く方法(脱力のトレーニング)の指導。体育会系とは違うので、いつものスワイショウとは違う形が良いだろうか?悩みましたが、一番簡単で、わかりやすく、効果的なのでスワイショウを2種。そして手が冷たく汗をかいていたので、自律神経の調整が上手くいかないタイプなのがわかったので、手を温めるトレーニングと手指のトレーニング。若干手のクセがあったのでその修正等。ただイップスと一緒で、あまり身体の局部に意識を持って行くと逆に酷くなる可能性があるので、大雑把に指導して、それから今までの演奏家人生で一番良かった場面を思い出してもらいながら演奏してもらいました。
出来れば、この時の楽しく・気持ち良く演奏出来た感覚をしっかりと思いだしてもらいたかったのですが・・・
もうしばらくイメージトレーニング等を組み合わせ色々と試したのですが・・・・
最後は「もう疲れました!」と楽器をなおされ、顔が強ばっていたので、聞きました。「何が問題だった?」と。
「型にはめられた感じで、脱力ってそんな簡単なのでもないし、永遠のテーマなのに。。。大衆的なやり方でイライラしました。」と。
普段は繊細に物事を感覚的に捉えるのですが、今までイップス患者はほとんどが体育会系で、あまり繊細には行ってきませんでした。逆にイップスの場合は局部に拘って繊細になると、悪循環に陥るので、大雑把に行ったのですが、芸術家や音楽家のような繊細な感覚を持った方達には苦痛だったのかもしれません。。。
一期一会 今回の経験は僕にとっては本当にありがたい & 悔しい & 悲しい経験でしたが、今日の患者さんは怒り心頭状態で帰られたので、もう二度と会うことはないでしょうが、少しでも回復に向かうヒントがあれば嬉しく思います。
そして、次回来院される事は無いでしょうが、もう少しゆっくりと、演奏時の姿勢と身体の状態、意識の持ち方等を丁寧に分析しながら施術を行うやり方を選択しつつ、臨機応変に対応した進め方で臨むと思います。
フォーカルジストニアの治し方についてなかなか、これ!という方法はないのですが、こちらのHPは参考になると思います。
今回はまだ本当のフォーカルジストニアにはなっていないので、ここで上手く対処できると泥沼にハマらない可能性が高いので、回復しやすいと思うのだが。。。
最後にもう少しやりたかった事も書いておきます。どなたかのヒントになれば嬉しいな~♪
・先ずは演奏時の身体の感覚、気持ちを唯々観察する。
・そこから今度は何に意識をおいているか?何処を意識しているか?を観察。
・その意識しているモノから違う事・違う部分に意識をおいてみる。
・足の裏・お尻の感覚・背骨・首・頭等
・目線は何処にあるか?
・今の自分はそのままで、空間を感じながら
・観客を意識して全ての空間を感じながら
・歩きながら・後ろ歩き
・口笛を吹きながら
・バランスボードに乗って
・
・
まだまだたくさんある!
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先日、約1年前にイップスで来院した高校生が久し振りに来院。イップスはほぼ治ったが最近は、バッティングの調子が悪く、練習の時は調子が良くても、試合になると自信が無く変な力が入る。そして指導者の罵声に心が折れ、頭が真っ白になるという。。。(>_<)
以前当院へ来たイップスの高校生も指導者がある特定の子を依怙贔屓したり、嫌われたら試合に出してもらえず、それが切っ掛けでイップスになったという子が来院したことがある。 イップスの治療
指導者の指導の仕方でイップスになるケースは多いのですが、もともと野球は軍隊方式で僕が中学・高校時代(もう35年以上前ですが)は一年生の時3年生は神扱い(笑)で校内で先輩に会った時挨拶が出来なかったら、練習終了後先輩達からの説教&体罰(僕らの時代は殴られたりはなかったですがダッシュは当たり前)が当たり前の時代でしたから、それが嫌でクラブを止める友人も多く、それに耐えることが野球部の常識でした。(その当時は)
高校時代強豪校でもない進学校ですらこの状態ですから強豪校は。。。。(^^;)
それでも野球部のOB会に参加すると先輩達も大人になり、そんなことも懐かしい思い出にはなっているのですが、今の時代には、そんな指導方法は問題になるし、簡単にイップス症状が起こる可能性が高いです。日大アメフト部の問題もレスリングもボクシングも一世代上の指導者はどこも同じだと思います。(多分)
指導者も問題ですし、平成生まれの子供達は僕ら世代(50代~60代前後)よりもストレス耐性は弱く、戦争を体験した世代は根性が違います。(^^)
そんな中でこのイップス記事は様々な視点から【イップス】を取り上げているので、是非とも全て読んで欲しいです!
そしてもう一つはこちらの記事。
こちらは様々な選手を取り上げ、様々な選手の取り組み方が書いてありますから、自分に合う方法が見つかるかもしれません。
多くの人達のイップスの経験談を読むと、人それぞれで治し方もバラバラ。方法がたくさんあるということは、腰痛の治療と同じではっきりと原因がわかっていないと言うことです!(苦笑)ただ今までの僕の臨床経験からは、やはり無意識の緊張と、物事の捉え方(認知の歪み)がベース。それ以外はもともと投げ方に問題があるケースもあります。これは肘・肩の故障と隣り合わせなので、本当はじっくりと取り組むことが出来るのであれば、基礎から治していきたいが、以前にも書いたように来院した方が時間が無い場合(高校3年生とか大事な試合が近いとか)は出来ない。
そういった意味でも野球をやる子は多くが小学生頃からなのでその時期に、以前紹介した様々な楽しいトレーニングを取り入れ、身体に負担がかからない身体の使い方を学べる仕組みと褒めて伸ばす指導をやる必要があるのだが、進学したらまた指導者が替わりそのやり方に馴染まなかったら、そこで潰れる可能性があるので、一貫した指導を受けられるシステムがないと難しい。結局は様々な環境に適応出来る能力が大事になってくる。
ここ最近発達障害の研修に出る事が多かったので、発達のメカニズムから考えると投げ方がおかしいのは若干原始反射等が残っている可能性を感じている。
そして機能神経学的には心理面だけでなく、大脳基底核の問題も考えられるのでそこへのアプローチとして眼球運動も大事だと思っている。
あとは視野の使い方 周辺視野と中心視野
話しがズレてしまったが、イップスかな?と思ったら、先ずは上記の記事を隅から隅まで読み込んで欲しい~きっとヒントがあると思う!
絶対にやって欲しくないことは、投げ方が悪い場合を除いて、絶対に投げる技術に意識を向け、投げ方を意識的にコントロールをする事だけはしないこと!
プロが治りにくくなるのは、どうしても投げ方を色々なコーチ等が指導するからだと思っている。あとは昔の根性論的な指導者の指導(苦笑)。意識するのは投げ方ではなく、自分の呼吸や心持ちで、あとは無意識に任せること!
最後に以前紹介した?認知行動療法の本も必読です!
それでもダメなら御来院下さい。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先週の土曜日ですが大雨の中、わざわざ浜田から来院されました。高校一年野球部男子。外野手。
1ケ月前から急に「ボールを捕ることが出来ず、キャッチボールも×、バッティングも全然球に当たらず、バントも出来ない!」とのことで来院。当然来院するまでに脳外科・眼科等行っても原因不明。
今までに無いイップス?と言って良いのかどうか?わからない症状で、どうしたら良いか?ノープランでじっくりと話しを聞く事にしました。
多くの場合、切っ掛けとなる原因があることが多いのですが(無い場合もありますが、その場合は自分が気づいていないストレス等の場合があります。)
今回は、1ヶ月前、試合でボールが飛んできた時に完全に見失い、全く的外れな方向に走っていってボールを捕ることが出来なかったそうです。それから次の打者の時も、頭上を越えるホームランだったのですが、全くボールが見えなかった。それ以来ボールが捕れなくなった。ボールがバットに当たらなくなったそうです。 お父さんが仰るにはその時は、コンタクトが合わなかっただけだった。との事で眼科に行ってコンタクトを変えても何も変わらなかったそうです。
もしかして。。。
と思うことがあったが、先ずは一般的なイップッス症状の発生メカニズムについて図に書いて説明し、それから今回は、「たまたまボールを見失ったことが、きっかっけで、眼が何か誤作動を起こして見えなくなった。というよりも、見えているけど、身体の反応が少し変わり、眼からの刺激に対し、今までとは違った身体の反応(行動)微妙なズレが生じているのでは無いか?」という仮説を説明。
先ずはたった1ヶ月だが、野球が楽しくなくなり、どうしたら良いのか?不安や恐怖等さまざまな気持ちでどん底に落ちているメンタル面を引き上げるため、そして自信を取り戻すために過去を振り返り、野球が一番楽しくて自信に溢れていた。そして、大活躍した試合を思い出してもらい、それをアンカリングしてもらう。(毎日寝る前に練習する事を宿題に)
その予行演習で梅干しを食べるイメージトレーニングを行い、脳はイメージだけで身体に反応を起こすことを実感してもらう。(半分催眠誘導だが、見えるモノ・聞こえるモノ・身体の感覚をしっかりとイメージするための練習)
そこから、実際にボールを投げて受けてもらうことに。ホントに捕れない。。。(^^;)
ここから初めに気づいたことを実践してもらう。
多分、ボールを見失った事によって集中して、ボールを見るようになったと思う。野球では空振りすると必ず「ボールをしっかり見ろ!」と怒鳴られる。(笑)
こちらは野球ではありませんが卓球の解説でわかりやすく説明してあります。
本来野球をやっていて、上達してくるとボールは見ていますが、最後までしっかりと見ているようで見ていません。感覚に任せています。(多分多くの人は)
それを意識的にしっかり見ようとすると、無意識に力が入り、手の動き等のズレが起きるのだと思います。眼球運動を見ても若干問題が。
そこで、周辺視野の説明をし、ボールを見ないように周りの空間全部を見て、飛び込んでくるモノ(ボール)に反応するようにと伝え、捕球をしてもらうと先程と違って捕れるようになる。
色々なボールを投げたり、廻転してもらって捕球してもらったりしても全く大丈夫に。ついでにバントも試すと初めは全く当たらなかったのが、上手く当てる!
周辺視野と中心視野を何度も繰り返し、その違いを身体で覚えてもらいました。
そして、雨が止んでいたので、裏の公園で本物のボールを使ってキャッチボールやフライを投げて捕球してもらっても全く問題なしに!
本人も希望の光が見えたようで良かったです~♪
今回のような症状をイップスと呼べるかどうかはわかりませんが、結構スランプってこんな感じになっているケースもあるかもしれませんね。
最後にジャグリングの練習も宿題に。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
今年の3月にランナーズ・ジストニアについての記事を書きましたが、その後5月末くらいまでは連絡があったのですがそれ以降は連絡がなく、どのような経過をたどったのか?わからないのですが、その子の場合はある程度改善したところで、腰を痛めまた走られなくなった時に、僕が愛読しているブログを紹介しました。
そのブログがこちらです。
ランナーズ・ジストニアはまだ1例しか症例がなく、それも完治まで導く事が出来なかったのでずっと色々な情報を集めていました。
野球のイップス等は今までのさまざまな経験と勉強で、ある程度治癒に導かせる道筋を示す事が出来たのですが、ランナーズジストニアについては、症例数が少なく、僕自身が陸上競技自体の知識が少なかったので、対応の仕方が不十分なのを痛感していました。
この度からだドックさんが、本を出版しましたので、是非ともぬけぬけ病やランナーズジストニア等と言われた方はこの本を読んで下さい!
具体的なトレーニング方法が書いてあります!
問題はまだまだ「ぬけぬけ病」やランナーズジストニアが認知されていない事!
野球のイップスはマンガ「MAJOR」の茂野吾郎のおかげで(笑)かなりメジャーになり、送球が悪くなると直ぐにイップス!?といわれるくらい困った弊害も起きていますが。。。。陸上競技ではまだまだ認知されておらず、監督やコーチ そしてトレーナーや治療師・医師も知らない方が多いので、そこが問題です!
僕自身もこの本を読んで勉強になりました。
脳の誤作動・無意識の緊張・感覚・・・・
野球やその他の競技のイップス症状とほぼ同じなのですが、【走る】という行為は本当に単純動作で、しかも長距離を走り続ける反復運動だという点で、他の競技とは少し違った視点が必要になります!
つまり単純動作だから、少しでも身体の使い方に問題があると障害が起きやすく、それはある一部分の筋力低下等でも影響が出る!という事。
その辺りも詳しくトレーニングの仕方が書いてありますからオススメです!
おそらく「ぬけぬけ病」や「ランナーズ・ジストニア」の症状だけで無く、正しく理解し、実践すると他の障害も予防できる内容だと思います!
当院では同じ内容での指導は出来ませんが、治る切っ掛けを作るところまでは出来ると思いますので、本を読んである程度理解して、からだドックさんの所へ行けない方や難しい方は是非御来院下さい。
機会があれば僕自身も指導方法を学びに行きたいと思っています。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
ここ最近PCが壊れたり、バタバタしていてブログ更新が滞り気味ですが、この時期には珍しくイップス患者が来院。
以前「イップスかも?」と思ったら是非読んで欲しい記事として【日刊スポーツ コラム イップスって何?】を紹介しましたが、今回それをまとめた本が発売されました。
「イップスは治る!」 丁度購入したかと思ったら、凄いタイミングで中学2年生のピッチャーが来院。
来院時は、肘が痛いという事で病院で、レントゲンとMRIを撮って、特に大きな問題は無いから2週間投げないようして様子を見たが、治らないので来院したとの事。実際に肘の状態を見たが、ただ筋肉が張って痛みが出ている感じ。
すると付き添いで来られたお父さんが実は・・・・と話し出した。
「肘が痛くなる前の2ヶ月前からイップスのようになり、色々な人に指導を受けたり自分(お父さんも野球指導関係者)が指導してもなかなか治らず、これは自分では手に負えない!」と思って来院したとの事。
お父さんが言うには「イップスになってからテイクバックが異常に小さくなり色々指導しても全く治らなかった!」との事。
今は便利な時代になりました。
イップスになる前の投球とイップスになった時の投球をバッチリ動画をスマホで撮ってくれていました。見ると明らかにテイクバックが小さくなっている。
イップスの指導をする時はだいたい90分枠で予約を取っているが、予約時に肘の痛みで~との事で30分枠でしか取っていなかった。
たまたま次の方がキャンセルになったので60分は診ることが出来る。60分でどこまで出来るかわからなかったが、イップスの指導をすることに。
カウンセリングルームに移動し、先ずはイップスになったと思われる原因について思い当たることがあるか?を聞くと、監督さんにプレートの踏み方を指導されてから段々投げられなくなったとのこと。
先ずはイップスになる原因をホワイトボードに書いて詳しく説明。それからどのようにすればイップスから抜け出せるのか?を説明し、本来ならイメージトレーニングの具体的なやり方をじっくりとやるのだが時間が無かったので、イメージトレーニング(メンタルトレーニング)を止めて、先ずはシャドーピッチング。
シャドーでは問題なし。
実際にマル秘ボールで投げてもらう!
やった~♪ イップス症状出現!(笑)
この場面でイップス症状が出ないと、実際の場面かイメージトレーニングをしないと改善は難しい!
あきらかにテイクバックが小さくなっていたので、今年ジャルタのイップスセミナーで荻野さんに教えてもらったトップの作り方のトレーニングを指導。
しばらく練習してもらうと上手くトップが作れるようになる!(中学2年生なのに感覚が良い!)
それからまたボールを投げてもらうとかなり良い状態になる! お父さんもビックリ!
今度はまたシャドウに戻ってジャンピングシャドウ。これは大丈夫!
実際にジャンピングしてボールを投げると ×
またまた初めに戻る。
それを数回繰り返すとほぼイップス症状が無くなる。
そしていつも行う身体の力を抜くトレーニングと鞭を使ったスワイショウを行い、身体に鞭のしなやかな感覚をインプットさせる!
最後に明日からの練習をイメージさせて投げる練習。(ここが時間が取れなかったので、どこまで具体的にありありとイメージされているか?詳しく指導できなかったのが少し残念!)いい感じで投げる事が出来ている!
あとは目の使い方も少し指導。
お父さんもあきらかに投げ方が以前のように戻っていたので安心された。
あとはLINEでフォローしていくことで終了。 お父さんには今日伝えたやり方で指導してください!と伝えたのでなんとか大丈夫だと思う。
肘の痛みも多分、無意識に緊張していた分肘に負担がかかっていたのでは?と思っている。
今後の報告を楽しみにしている。
お父さんも野球指導者なので、イップス様の症状が出た時の選手の対応の仕方を学んで頂けたので良かった!
初めに紹介した【イップスは治る!】の本の中では指導者側の事についても詳しく書いてあるので、是非とも野球指導者は読んで欲しい一冊!
もう一つ参考になる記事がこちら。 【イップスの深層】
意識的にやるとイップスは治りにくくなるが、無意識にこの動きが出来るようになると負担が少ない。この無意識な動きがポイントで、無意識の動きを意識的にコントロールしようと思えば思うほどイップスは治りにくくなる!
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
今年の目標ブログを書く!
頑張って書く事に久し振りの症例報告です。
本当に書きたい事がたくさんあるのですが、昨日たまたまテニスのイップスの選手が来院したので先ずはイップスについて久し振りに書きます。
昨年も数名テニスのイップスの選手が来院しましたが、圧倒的に野球の子が多いです。そして僕自身ももともと野球をやっていたので、野球のイップスの方が得意なのですが(得意というのは、競技の特性を知り尽くしているのでやりやすいだけで、どんな競技もイップスの基本は同じだと考えています。)
今まで来院された方の多くは、ほぼ選手本人の問題が多かったのですが、昨年は指導者の問題が数名いらっしゃいました。
指導者の問題の中で多いのは威圧的な指導!ミスに対して選手に必要以上のプレシャーを与えるパターンが多いのですが、昔ながらの根性論を根幹に持つ指導者は野球界には多いので本当にこの問題は世間に広まって欲しいと切に願います。
これは今後の投球制限の問題にも繋がるので大事だと考えます。
そしてもう一つ。指導者の問題としてテクニックを教えすぎる事!
投げ方や打ち方を多くの指導者(監督やコーチ等)が違った言葉で説明し、選手が混乱してしまい、どう投げたら良いのか?どう打ったら良いのか?わからなくなるパターンです。
特にイップスのなり始めに、野球であれば投げ方の細かい指導!テニスであれば打ち方の細かい指導です!
常にイップスに対しては研究していて少しでも早く楽になる方法を考えているので動画も色々見てここ最近当たりだったのがこの動画です!
このやり方は野球だけでなく他の競技にも応用できますが、意図を間違えると治りません。
一番のポイントは何も考えない!です
そしてテニスのイップスで是非見てもらいたい動画がこちら!
こちらはダイジェスト版なのでこれだけではわからないのですが、こちらのメルマガを登録して欲しいです。
脳の仕組みと身体の関係を説明していてテニスの上達だけでなく、イップス克服には必須な考え方です。
前置きが長くなりましたが、昨日は中学1年生の女子の軟式テニスのイップスです。
詳しい事は書けませんが、フォアハンドで打とうとすると手が震えるという症状でした。
原因がはっきりせず、何が一番の問題なのか?特定する事は出来ませんでしたが、色々とカウンセリングをしながら考えられそうな問題点をいくつか絞る事が出来ましたが、はっきりしませんでした。(これはまだ中学一年生であまり、自分自身の事を把握出来ていないからではないかと考えています。もう少し高学年になるともう少し自分自身の事を把握出来ているので原因がわかりやすかったりします。)
今回特に実際のフォームの中で気になったのが、肩に力が入って縮こまった打ち方になっている事!
これを肩の力を抜いて大きく振って!と指導した場合本人の中で「ピーン!」っと感じるモノがあればそれで楽になったかも知れませんがおそらく一時的だと思います。しっかりと身体の緊張を緩める体操を指導し、もう一つイメージトレーニングも加えました。
イメージトレーニングも低学年だと難しいのですが結構上手に出来ていました!
実際にボールを打っていないのでどこまで改善されたかは実際の試合でしかわからないのですが、確実にイップス時の打ち方と楽な時の打ち方の違いを身体で体感できたようなので、おそらく大丈夫だと思います。
この体感がないと治りにくいと感じています!
まだまだ書きたい事はあるのですが久々なので今日はこの辺で。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
珍しく2日連続ブログ更新です。
イップスについて昨年の治りにくいタイプのイップスの方を診たので続けてイップスの症例を。
お一人は大学野球をしているピッチャーで高校時代からずっとイップスで、悔しくて大学で治して投げたい!と言う強い気持ちを持っていました。
カウンセリングすると高校時代監督が投げ方を色々指導されて、投げ方がわからなくなってそれからずっと続いているとのこと。
その後独学で色々とイップスの治し方を研究し、少し投げられるようになったのだが、指が変な感じになる!という症状。
本人の中で意識的にコントロールをして投げない!事は実践していました!
治療後は良い感じでは投げられるのですが、指の違和感は消えませんでした。
カウンセリングをしながら顔を見ると目のチックがありました。
チック障害は本人の意思とは関係なく、突然、体が動いたり声が出たりすることが一定期間続く障害です。通常、児童期から青年期にみられます。自分で症状をコントロールすることは難しいものの、抑えられる場合もあります。
チックには、「運動性チック」と「音声チック」があり、さらに持続時間の長短などによって「単純型」と「複雑型」に分けられます。その境界は明確には定義されていませんが、それぞれによくある症状は以下のとおりです
- 単純運動チック……まばたき、首を急速にふる運動、肩をすくめる、しかめ顔。
- 単純音声チック……せきばらい、吠える、鼻をすする、シューという音を出す。
- 複雑性運動チック……自分を叩いたり、飛んだり跳ねたりする。
- 複雑性音声チック……特定の単語を繰り返すもの、時には社会的に受け入れられない(しばしばわいせつな)単語を使うもの(汚言)、自分の発した音や単語を繰り返すもの(同語反復)。
このほか、まれに運動チックと音声チックの両方が慢性的にみられる「トゥレット症候群」もあります。
現在チックは大脳基底核のドパミン神経系の発達障害が示唆されています。
この事を考えると、指先の違和感ももしかしたらこの影響があるのではないかと考えています。
普通の握りではなく、変な握り方でも良いから一番しっくりくる握り方を見つけるようにアドバイスしましたが、その後連絡がないのでどこまで改善したのか?不明です。
もう一人は中学2年生の内野手。
治療後は普通に投げられるようになったのですが、どうしても細かい部分に意識がいき、囚われ感が強く、若干発達系(アスペルガータイプ)の問題があるタイプでした。
何度かLINEでやり取りして投げられるようになるのですが、忘れた頃にまた少しおかしくなるというパターンから抜けられません。
前回はインフルエンザ発症後に「ボールが力強く投げられない!」との事で相談がありました。
薬の影響だったのかインフルエンザの影響だったのか?わからないのですが微妙に身体の感覚が変わったためにおかしくなったのだと思われますが、おそらく普通の子ではそこまで影響は受けないハズですが感覚が敏感なのでおかしくなったのだと思います。
彼へのアドバイスは「先ずしっかり走り込んで身体を元の状態に戻したら普通に投げられるよ!」と伝えました。
その後連絡がないのでおそらく大丈夫だったと思われますが今後もフォローが必要だと思います。
過去を振り返るとテニスのイップスで治りにくいタイプがやはり指先の違和感で、その後線維筋痛症を発症。
このように治りにくいイップスの方は、心理面・技術面だけでなく脳の機能的問題等もあるように感じています。
以前習っていたニューロリハビリが役立ちます。
食事も大事です!
しかし普段はここまで指導することはありません。
2012-06-15イップスってご存じでしょうか?
イップス (Yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。本来はパットなどへの悪影響を表す ゴルフ 用語であるが、現在では他のスポーツでも使われるようになっている。
この前から某有名高校野球部のピッチャーが イップスの治療に来院されました。
僕自身 野球をやっていた時は運良くイップスにはなりませんでしたが、同級生や後輩が 今にして思えば イップスだったのだ~と思い出しますが、その当時はイップスという言葉が 今ほど知られていなかったので、イップスとは言わず、ただ投げ方がわからなくなったとか、緊張しすぎとか・・・と言われるだけでしたね。。。昔は・・・
原因は 様々で 治療方法も 絶対的は方法があるわけでは無く、結局 選手一人一人の様々な状況の中からその選手に合ったやり方をするしか無いのですが、やはりポイントは無意識へのアプローチ
この無意識へのアプローチがなかなか難しい~~
今回の選手は3年生で夏の大会まで一ヶ月ちょっとしか時間の猶予がありません。イップスの症状が出始めたのが4月からで二ヶ月経過。。。
色々と話しを聞いていくと 監督や周りの偉い先生に 色々とフォームの修正を指摘されグチャグチャになりイップス特有の症状が出て以来マウンドに立てなくなったそうです。
細かいフォームの修正をやっていき正しいフォームを覚え込ませる時間はありませんし フォームの修正で 投げ方がわからなくなったのですから ますます混乱して 抜け出すことが出来なくなる可能性が高いと判断。
フォームの修正からイップスを克服するにはこちらのDVDがわかりやすいかもしれません。
あと意識と無意識についての詳しい説明はこちらのHPが参考になります。
で~ この選手の場合 話しを聞いていくと中学時代 メチャクチャ実績があり、色々な強豪校からのスカウトが来るくらいだったので、過去の試合を振り返ってもらい一番ベストピッチングが出来た時の記憶を思い出してもらうことにしました。
それをアンカー にし、シャドウピッチングをしてもらいました。
この時の注意として、そのベストピッチングが出来た時の情景を当然 視覚・聴覚・体感覚を使って 具体的にありありと 思い出してもらうのですが、決してピッチングフォームについては思い出さないこと!
なぜなら 今 頭の中で色々とピッチングフォームの修正を図ってきて混乱して訳がわからなくなった状態で、昔のピッチングフォームを思い出し、あ~でもない、こ~でもないと また頭で考えると 同じ事の繰り返しになってしまう可能性があったので。
シャドウピッチングするときは、はじめに アンカーを発動し、その時の身体感覚と周りの状況などをしっかりと再現し、自信に溢れ、打たれる気がしなかった!
という部分だけに焦点を当て、身体(頭で考えるのではなく)に全てを任し自然と出る投げ方
身体はしっかりと昔の記憶を覚えているから、その時の状況を何処まで 今 味わえるか?!
な~んて事をアドバイスしながらシャドウを繰り返しやっってもらいました。
つづく~
相変わらず忙しすぎてブログ更新が滞っている広島市南区の整体 口コミNo.1の佐々木整骨鍼灸院です。(苦笑)
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