こちらの記事は2017年のブログ記事です。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先月・今月とイップスが続いていますが、今日は久しぶりにゴルフのイップスの方が来院。
40代後半の男性です。
ゴルフのイップスを治したい!と思う方は、競技や大会等に出る人じゃ無いと治そうとは思わないと思うのですが、やはりアマチュアですが、大会等に出ていたそうです。
ただイップスが酷くて去年は出なかったそうです。
今回は20年前からのアプローチのイップスで良かったり、悪かったりでノラリクラリとしてきたそうですが、ここ数年が酷くて腹をくくって来院したそうです。
30年くらい前からゴルフを始め4~5年してからパターのイップスにかかり自力で2年かけて治したそうです。
パターのイップスを自分で治したのでアプローチのイップスも何とかなるだろうと思って試行錯誤して色々と試したそうですが・・・練習では全くイップス症状は出ない。
そのお話しを聞いて、日常生活でも何か緊張場面でパニックになったり何か問題が起きないか?を聞いたところ、ある!との事。 やっぱり!
普段から左の肩こり・首の痛みがあり、いつもマッサージに行った時に「肩に力が入っていますよ~」と言われるそうです。
何となく全体像が掴めたので、先ずはイップスのメカニズムを説明します。
それから治すための方法を説明し、今回は特に緊張した場面をいかにイメージ出来るか?がキーポイントになる事を説明。
その時、身体に何が起きているのか?をしっかりと感じて貰う事が出来たら、治る可能性が高いです。
それから一番楽しくゴルフをしていた時の思い出を聞くと、その時はアプローチショットをしてないので今回は良いイメージが使えませんでした。
日常生活の緊張を考えた時ゴルフ以外で楽しかったことやリラックスしている場面を思い出して貰いましたが、思い出せません。。。
いかに普段ずっと緊張しているか?これも問題です。
仕方ないので、コヒーレンス法 の簡易バージョンと筋弛緩法そしていつものスワイショウでリラックスして落ち着いた状態を体感して貰い、これをアンカーに。
ゴルフの場合パターなら治療所で実際に打てるのですが、その他のクラブは振ることが出来ないのでアドレスに入ってスイングを始動するまでをチェックします。
先ず始めに実際に使っているアプローチする時のクラブを持ってもらいアドレスしてもらって、ここ最近のプレーで最悪だったアプローチを思い出して貰いました。
ゆっくりと丁寧に誘導し、無事イップス症状発現! (^_^)v
頭が真っ白までは行きませんでしたが、手の緊張を感じ ふくらはぎの突っ張りや腰の張りをしっかりと感じ、クラブが動かない状態になりました。(イメージトレーニングと言うより催眠ですね~(笑))そこで起きていることを全て言葉で言ってもらい、しっかりと体感して貰いました。
それからアドレスを外して、フィードバック。
「どうしようと思っていたか?何を思っていたか?」等々を聞き、今度はリラックスの方法を指導。
いつものスワイショウ2種類それから筋弛緩法、そしてコヒーレンス法。
大事にしたことは 呼吸と力を抜く事・リラックス。
何となく上手く力を抜いてリラックス出来たので、またまた最悪だった時を思い出して貰い、もう一度アドレスに入ってもらうと、かなり力は抜けたが手だけ緊張が残っていることに気づく。
そして呼吸のリズムが狂っていたことを発見!
この発見は素晴らしい~ ♪
もう一度リラックス方法を実践し、また最悪だった時を思い出して貰い、アドレスに入ってもらうと今度は上手く力が抜け、クラブをスムーズに動かすことが出来たので、終了。
あとは練習あるのみ。
普段の打ちっぱなしでの練習で、一球一球丁寧に状況をイメージしてやって貰うこと。
リラックス方法の実践と普段の生活でも楽しいことや心地よく感じる事を味わうことを意識して貰う事を課題にしました。
ゴルフのイップスは僕自身も20年以上前に少しゴルフをやっていたのでよくわかるのですが、本当にメンタルな部分が大事で、技術だけでは上手くなれない。。。(^^;)
あとどんなスポーツや競技でも同じですが、もともとの性格やプレッシャーに対する反応が普段からどうなのか?が影響するので、いかに普段から力を抜いてリラックス出来るか?
先日書いた 重さを感じる練習は凄く大事です!今回もクラブの重さを感じる事。
重さを感じるには力が抜けていないと駄目で、その感覚を実感してもらいました。そういった意味でも 宣伝するようですが、ロシア武術システマは凄く役立ちます。(^_^)v
お電話ありがとうございます、
広島ルート治療専門院 佐々木整骨鍼灸院でございます。