こちらは2018年のブログ記事です。
こんばんは。 広島市南区の整体 鍼灸 佐々木整骨鍼灸院です。
先日、約1年前にイップスで来院した高校生が久し振りに来院。
イップスはほぼ治ったが最近は、バッティングの調子が悪く、練習の時は調子が良くても、試合になると自信が無く変な力が入る。
そして指導者の罵声に心が折れ、頭が真っ白になるという。。。(>_<)
以前当院へ来たイップスの高校生も指導者がある特定の子を依怙贔屓したり、嫌われたら試合に出してもらえず、それが切っ掛けでイップスになったという子が来院したことがある。
指導者の指導の仕方でイップスになるケースは多いのですが、もともと野球は軍隊方式で僕が中学・高校時代(もう35年以上前ですが)は一年生の時3年生は神扱い(笑)で校内で先輩に会った時挨拶が出来なかったら、練習終了後先輩達からの説教&体罰(僕らの時代は殴られたりはなかったですがダッシュは当たり前)が当たり前の時代でしたから、それが嫌でクラブを止める友人も多く、それに耐えることが野球部の常識でした。(その当時は)
高校時代強豪校でもない進学校ですらこの状態ですから強豪校は。。。。(^^;)
それでも野球部のOB会に参加すると先輩達も大人になり、そんなことも懐かしい思い出にはなっているのですが、今の時代には、そんな指導方法は問題になるし、簡単にイップス症状が起こる可能性が高いです。
日大アメフト部の問題もレスリングもボクシングも一世代上の指導者はどこも同じだと思います。(多分)
指導者も問題ですし、平成生まれの子供達は僕ら世代(50代~60代前後)よりもストレス耐性は弱く、戦争を体験した世代は根性が違います。(^^)
そんな中でこのイップス記事は様々な視点から【イップス】を取り上げているので、是非とも全て読んで欲しいです!
そしてもう一つはこちらの記事。
こちらは様々な選手を取り上げ、様々な選手の取り組み方が書いてありますから、自分に合う方法が見つかるかもしれません。
多くの人達のイップスの経験談を読むと、人それぞれで治し方もバラバラ。
方法がたくさんあるということは、腰痛の治療と同じではっきりと原因がわかっていないと言うことです!(苦笑)
ただ今までの僕の臨床経験からは、やはり無意識の緊張と、物事の捉え方(認知の歪み)がベース。
それ以外はもともと投げ方に問題があるケースもあります。
これは肘・肩の故障と隣り合わせなので、本当はじっくりと取り組むことが出来るのであれば、基礎から治していきたいが、以前にも書いたように来院した方が時間が無い場合(高校3年生とか大事な試合が近いとか)は出来ない。
そういった意味でも野球をやる子は多くが小学生頃からなのでその時期に、以前紹介した様々な楽しいトレーニングを取り入れ、身体に負担がかからない身体の使い方を学べる仕組みと褒めて伸ばす指導をやる必要があるのだが、進学したらまた指導者が替わりそのやり方に馴染まなかったら、そこで潰れる可能性があるので、一貫した指導を受けられるシステムがないと難しい。
結局は様々な環境に適応出来る能力が大事になってくる。
ここ最近発達障害の研修に出る事が多かったので、発達のメカニズムから考えると投げ方がおかしいのは若干原始反射等が残っている可能性を感じている。
そして機能神経学的には心理面だけでなく、大脳基底核の問題も考えられるのでそこへのアプローチとして眼球運動も大事だと思っている。
あとは視野の使い方 周辺視野と中心視野
話しがズレてしまったが、イップスかな?と思ったら、先ずは上記の記事を隅から隅まで読み込んで欲しい~きっとヒントがあると思う!
絶対にやって欲しくないことは、投げ方が悪い場合を除いて、絶対に投げる技術に意識を向け、投げ方を意識的にコントロールをする事だけはしないこと!
プロが治りにくくなるのは、どうしても投げ方を色々なコーチ等が指導するからだと思っている。
あとは昔の根性論的な指導者の指導(苦笑)。
意識するのは投げ方ではなく、自分の呼吸や心持ちで、あとは無意識に任せること!
最後に以前紹介した?認知行動療法の本も必読です!
それでもダメなら御来院下さい。
お電話ありがとうございます、
広島ルート治療専門院 佐々木整骨鍼灸院でございます。